ホームページかブログは一見すると違いがわかりにくく、どっちがいいか迷ってる方も多いかと思います。さらに細かく考えていくと、「独自ドメインがいいのか?」「WordPressを使うべきなのか?」など、はじめに考えなければならないことは多いです。
初心者向けに噛み砕いて説明しているので、一般的な解釈と少しずれるところもありますが、参考にしてみてください。
Webサイトの種類
インターネット上で見れるページを全て「ホームページ」と考えている人もいらっしゃいますが、正しい呼称は「ウェブサイト」です。
しかし、ウェブサイトにも様々な種類があるので、「お店のホームページ」だけを「ホームページ」と呼び、その他のものは別の呼び方をするのが一番綺麗にまとまるかと思います。
本題に戻り、Webサイトを分類すると以下のような種類に分けられます。それぞれにメリットやデメリットがあり、PCスキルやHTMLの知識がなければ扱えないものもあります。
まずはどれを使って集客を行うか、大まかな方向性を決めて、情報発信の土台を考えてみてはいかがでしょうか?
ホームページ
お店の場所やサービスを紹介する固定ページを作り、決まった情報を継続的に見せるもので、写真などビジュアル面を重視し、デザインにこだわることが多いです。
HTMLファイル等をFTPアップロードして作る場合と、Webサービスを利用して作るレンタルホームページの2種類があります。
自分で作るとなるとサイト制作の知識が必要だったり、デザインスキルが高くないと難しいので、制作会社に依頼する方が良いです。
ブログ
記事を投稿して、日記のように時系列で情報を発信するものです。利用するサービスによっては固定ページを作ることもできるのでホームページのように扱うこともできます。
テキストを読ませることを目的としているのと、テンプレートに沿ったデザインになるので、ホームページより簡単ですが自由度が低くなりがちです。
無料ブログのサービスだと、機能追加やメンテナンスなどはサービス側に任せて、安定したシステムを利用できます。そのサービス内からの導線で集客することもできるのが最大のメリットです。
WordPress
ブログの機能をサーバーに設置して独自のシステムとして扱えるものです。ホームページとブログを統合したようなものです。
メルマガの発信や掲示板のようなコミュニティ、通販の機能など、様々なカスタマイズを行うことができます。これらの機能は管理画面から簡単に操作することができます。
統合されているならこれ一つでいい!と思う人も多いですが、たくさんの機能があり複雑で扱うのが難しく、仕組みに沿った形でホームページをオリジナルのデザインしようと思うと、費用が高くついたりします。
少し知識のある人なら「SEOに強いCMS」という印象があるかもしれませんが、最近ではWebサービスのSEOも進化していて何一つ不自由しない状況でもあるので、それほどメリットとは言えません。
WordPressのデメリット
検索流入を増やすには、外部からのリンクを集めドメインの評価を上げなければなりません。また集客を行うのに時間をかけられない人も多いので、メンテナンスの手間を少なくすることも重要です。
まずWordPressではリンク集めが難しいのと、制作コストやメンテナンスに手間がかかりすぎるので、候補から外します。
ソーシャルネットワーキングサービス
いわゆるSNSと呼ばれるもので、フェイスブック、ツイッター、インスタグラムなど、アカウントを作成し、情報のみを発信するものです。
基本的に検索流入を狙うことは難しく、サービス内での情報発信のみにしか使えません。フォロー/フォロワーという関係で購読をしてもらうことでお互いが発信する情報を見ることができます。
SNSには投稿を「シェア」して自分のフォロワーに拡散する仕組みがあるので、人伝いに口コミで情報を広げて、集客に繋げられる可能性があります。
それぞれに利用しているユーザー層に特徴があったり、流行り廃りがあるので、全ての人に「コレがいい」とお伝えすることはできませんが、ホームページの代わりにするならFacebookページが一番便利です。
ブログとHPはどっちがいいか?
基本的にホームページは固定した情報を掲示し、ブログはお知らせなど時事的な情報を発信するものなので、どちらが良いか比較するものではありません。
ブログをホームページ代わりに使ったり、WordPressなどでホームページにブログの機能をつけるなど組み合わせて使うことはできますが、運用方針が定まっていないと、どういう組み合わせがベストかは判断しにくくなります。
独自ドメインを使うべきか?
検索流入を狙う場合は独自ドメインを利用するのが良いです。無料ブログやレンタルホームページでも独自ドメインを設定できるサービスも増えてきているので、選択肢も多くあります。
Webサービスのドメイン配下のページだと、Google検索の仕組み上、1つの検索結果で表示される同一ドメインのページの表示数に制限がかかるので、同じキーワードを狙う競合が多いと検索に表示されなくなってしまう可能性があります。逆に独自ドメインを利用すると、初めはGoogleからの評価(サイトの信用)が低く、検索で上位を狙うのが難しくなります。
長期的に見るなら独自ドメインを利用し、上手に育てていくのが良いです。
集客に強いサイトの組み合わせ
結論から言うと、独自ドメインを当てた固定のホームページと、無料ブログにサブドメインを当て、補助的にSNSアカウントを活用するのが最強の組み合わせです。
少しややこしいので、困っていたらお気軽にご相談ください。すでに運用中のサイトでもうまく軌道修正するプランも考えられるかもしれません。
独自ドメインのホームページ
お店やサービスを説明する部分を作り込みます。更新の必要がない情報を、固定したページとして作ることで、メンテナンスの手間もかかりません。
お知らせなど更新が必要なものはSNSを利用すると便利だし、情報が必要な顧客に伝えやすくなります。
サブドメインで無料ブログ
単調にサービスの説明を行うホームページだと、リンクを集めることは難しいので、ブログの機能は必要になります。
ただ闇雲にブログを書くだけでは集客に繋げることはできませんが、話題になりやすい記事の書き方を覚え、ブログサービス内からのリンク構築ができるようになると強力な武器になります。
ホームページとブログを分けると、本来は別のサイトなので評価が分散しますが、ホームページのドメインと同じサブドメインを利用することで、サイトの評価を合算するようなことができます。
SNSを活用する
簡単なお知らせやブログ記事の更新情報などはSNSを利用して情報発信します。スマホのアプリでも投稿できるので圧倒的に楽です。
アカウントの投稿内容はホームページに埋め込む事もできるので、管理画面にログインしたり、FTPを利用して更新するような手間を省くことができます。
ブログをホームページ代わりに使うには
レンタルブログをホームページ代わりに使うならプロフィールや固定ページの機能を使ったり、固定のパーツにお店の情報を記載するような形で使われてる方が多いかと思います。レンタルブログのトップページは記事一覧になることが多いので、イメージしている「ホームページ」とは違う感じになるかもしれません。
最近ではInstagramアカウントをお店のホームページ代わりにしてる方もいらっしゃいます。
デザインや集客のことを考えるとWordPressでサイトを作るところにたどり着くかと思います。
ちなみに当サイトはWordPressをベースに有料テーマのSWELLを使って組み立てています。ブログも読みやすくてトップページも綺麗に仕上がります。「同じようなサイトを作って欲しい!」というご要望がございましたら、お問い合わせフォームからお気軽にご相談ください。SEOを考慮したブログの構築でしたら30万円〜(税別)承っております。