会社を設立してホームページを作る前に知っておきたい基礎知識

起業して最初にやらないといけないのは「ホームページ作りから」と思った人はちょっと待った!安易な考えで進めると無駄な手間や費用がかかるだけでなく、後から大変なことになります。
 
会社に勤めている時は全てが用意されていて、誰かがやってくれるし、社内のシステムエンジニアや外部のシステム会社に相談することはできたけど、いざ「自分で環境を作る」となると、学ばなければならない事がたくさんあります。
 
起業する段階で将来を見越して環境を整えておくと、事業をスケールさせる時も安心です。
 
頑張って学んで自分で全てを管理するもよし、ある程度の知識を持って信頼できる人に任せるのもよし、札束を握りしめて完全に外注するのもよし、「人と時間とお金」は、切っても切れないので、何が正解かは人それぞれですが、経営者なら最低限の知識は持っていた方が良いですよね?

ホームページの管理体制といっても、レンタルサーバーの契約とドメインを取得して、ホームページを公開したら、あとは毎月の料金を支払うだけじゃないの?と思ってる方がほとんどかと思いますが、それだけではありません。「そもそも環境構築って何をするの?」という方もいらっしゃるかと思うので、全体像を把握するところから始めましょう。

ホームページを作ってメールを使えるようにするくらいなら簡単です。
WiXやジンドゥーのようなサービスを使えば簡単にホームページを作ることもできるし、オリジナルのメールアドレスを利用することもできます。

レンタルサーバーを契約すれば、キャンペーンなどでもらえるドメインがあったり、WordPressをインストールすれば、ホームページを立ち上げるまでは、それほど難しくありません。
メールサーバーも付属しているので一般的な業務環境はレンタルサーバーの契約一つで構築できます。
ホームページの制作会社に依頼すればサーバーの設定からホームページ公開まで全てを任せることもできます。

しかし、そこには落とし穴があります。

会社を運営していく中で、ドメイン・サーバー・メール・ホームページなどのウェブ周りの環境が複雑に絡みます。「ウェブ制作会社に依頼すれば全て解決する」と思っているなら、それは間違いです。

特に厄介なのがメール環境です。

制作会社にホームページ制作を任せることもできますが、デザインや制作はできても、会社の運用体制に合わせたメール環境の構築まではサポートしていないこともあります。
ドメインやサーバーの所有権を全て制作会社に握らせておくと、解約時に費用を請求されて揉めることになったり、社外の人間がサーバー内のすべての情報にアクセスできる状態はセキュリティ面での不安もあります。

大枠はホームページを公開するために、ドメインとサーバー(もしくは利用するサービス)を選び、メール環境をどのように作るかを考える流れになりますが、会社を大きくし従業員を増やす見通しがあるなら、ホームのページを公開するウェブサーバー(ウェブサービス)の選定より、「メール環境をどうするか」を先に考える方が重要だったりします。

やろうと思えば後からサーバー移転をしたりドメインやメール環境を変更することもできますが、稼働してから変更するのは大変で、場合によってはダウンタイムが発生して業務に支障が出ることもあるので、創業初期から事業拡大しても困らないような設計を心がけるのがよいでしょう。

とにかく、ホームページを作る前に、メール環境をどうするかを一度考えてみましょう。

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この記事を書いた人

石橋 敬太郎のアバター 石橋 敬太郎 AdRegion Inc. CEO

株式会社アドリージョン 代表取締役。私は「Web制作」「集客」「経営」の知識を、満遍なく持ったオールラウンダーです。デジタル・マーケティングの領域を中心に、スモールビジネスの宣伝に必要なすべてをワンストップでサポートするIT顧問サービスを提供しています。

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