リスティング広告には、Google広告、Yahoo!広告、Facebook広告(Instagramにも配信)、Twitter広告、など様々な種類がありますが、どれが一番良いのでしょうか?
リスティング広告の市場規模は?
インターネット広告の市場は年々成長していて、Google広告の売上もそれに伴い増加しているイメージもありますが、実は2011年の東日本大震災あたりでSNSが普及し始めたあたりから、SNS広告にも注目が集まり、Google広告の検索ボリュームは下降していっています。
また最近ではInstagramが急成長し、Twitter広告の検索ボリュームを超える勢いがあります。昔からあるイメージがあるのでブームを過ぎているようにも感じますが、「インスタ映え」が話題になるにつれて広告への注目度も増加していっているようです。
実際に運用するならどれがいい?
各広告はアカウントを開設すると管理画面から誰でも広告を出稿することができ、少額の予算でも運用しやすいため、個人経営のお店でも広告が出しやすくなりました。
それぞれにメリット・デメリットやターゲティングの得意不得意があるので、一概には言えませんが、Google広告とFacebook広告を押さえておけばまず間違いはないです。
以下に説明するような特徴を理解して、最適な広告配信先を検討してみてはいかがでしょうか?
Google広告
Google検索や提携している媒体、YouTubeなどに広告を掲載することができます。キーワードや興味での絞り込みが得意です。エリアでの絞り込みもできるので実店舗にもオススメです。
キーワードを軸にした広告は、一般的にユーザーが検索するキーワードでサイトへ誘導し、コンバージョンに至るのかを試すこともできるので、ご自身のサイトが世間に通用するのかを試すような使い方もできます。
また、検索で上位を狙うとどれくらいの流入があるのかを実際に費用をかけて確認することもできるので、SEOのリサーチとしても有益です。
Facebook広告
顧客属性(年齢・性別・居住地・仕事)での絞り込みに強く、人を軸に集客を行いたい場合に有効です。Instagramにも同時に広告を配信することができます。
フォロワーを集めるだけの広告や、投稿をたくさんの人に見せる広告など、様々な種類の配信方法があります。
Facebookページのフォロワーを集めることで、継続的な情報発信に対するコストを下げることもできるので、最初にまとまった費用をかけて運用するのがオススメです。
Yahoo!広告
Yahooの検索結果や提携している媒体に広告を掲載することができます。Yahoo検索に関してはスマホが普及するのと同時にブラウザやアプリ、OSの検索窓を使う人が増えてYahooを開く人が少なくなっています。
なので検索広告を利用する場合、BtoCを目的にしているならGoogle広告を優先、BtoBやPC向けを目的としている場合はまだ検討の余地ありといった具合で考えると良いです。
バナー広告を掲載するYDNを利用する場合は、Yahooと提携している大規模サイトへの掲載も狙えるので、PR目的で利用する企業は出稿の価値があります。
個人経営の店舗の場合は明確な意図がない限りは他の広告に費用を回した方が良いので、あまりオススメはしていません。
Twitter広告
Webサービスの登録やアプリのインストールを促したりする場合に有効な広告です。競合他社のアカウントをフォローしている人に広告を出すこともできます。
真面目に宣伝をするよりもバカなことをやって笑ってもらえるようなアプローチの方が拡散効果が高いので、ブランドイメージによっては合わない事もあります。
どれくらいの広告費をかけるべきか?
アカウントの開設だけならば無料で登録できます。ご自身で運用される場合は、最初は5,000円程度で始めることができます。
どの広告もオークションのような入札方式なので、業態や競合の多さによっては数万円の予算を考えておいた方が良い場合もあります。
詳細については下記の記事も参考にしてみてください。
自社運用って難しい?
リスティング広告の運用は、管理画面の使い方を覚えるだけでなく、広告原稿やバナー画像の作成やターゲティングなど基礎的な知識や、それぞれの仕組みに合わせたノウハウが必要になります。
ご自身や社内でノウハウを開拓するのは難しいと感じる場合は、運用代行も承っておりますので、お気軽にご相談ください。