Facebook広告では、他の広告と比べて長文のテキストを読ませることができるので、クリエイティブ作成の難易度は高くなってきます。しっかり作り込めば、広告の投稿だけでかなりの情報量を詰め込むこともできるので、コンバージョンまで引き込みやすい性質もあります。入稿審査から掲載開始までも数時間で、審査に通れば割と早く実績も確認できるので、PDCAサイクルの企画の段階で迷うよりも、手数を増やして様々なクリエイティブを試して見るのが成功への近道です。
閲覧者の視点を考える
広告だけでなくフィードに流れてくる投稿を見るとき、ユーザーはまず写真を見ます。次に見出しを見て、強く関心を持てば本文を読み進めるような流れを、無意識のうちに行っています。
このような流れを意識すると、クリエイティブを作るときに優先するべき順序が明確になります。
配置によっては目線の流れや、レイアウトが変わってくるので、必ずプレビューで確認して作成を進めましょう。
テキスト作成のコツ
広告のメインとなる本文は、3行以内に収めるのが良いです。それ以上になると、「続きを読む」で開かなければ全文を読むことができないので、伝えたいことはできる限り冒頭で説明すると効果的です。
長文を読ませることができるのがFacebook広告の最大のメリットでもあるので、必ずしも3行以内に収めた方が良い訳でもありません。
画像の選び方
Facebook広告で利用する画像に含まれる文字は、「テキストを20%未満」という基準がありますが、審査基準は曖昧な面もあります。
テキストを載せた画像でも、本文が短いときはポリシー違反になるけど、3行程度の文章になると審査に通ることもあります。(審査に通っても後から制限がかかることもあります。)
なので、できる限り文字の少ない画像を利用すると、安定した広告配信を行えます。
他社のクリエイティブを見る
競合他社が出稿しているアクティブな広告は、「広告ライブラリ」というツールで確認することができます。
ニュースフィードを見ていて気になったFacebookページがあれば、「ページの透明性」の部分のリンクから、広告ライブラリに移動することができます。
(ページの透明性の部分では、ページ名の変更履歴や管理者の人数なども見ることができるので、少し迷惑なきもしますが。笑)
既存の投稿を使用する
キャンペーン作成時に広告専用のクリエイティブを作成すると、Facebookページのフィードには表示されないので、既存のフォロワーには見せずにお知らせをすることもできますが、透明性を重視するFacebook広告では、タイムラインに流す投稿を広告に利用した方が良いこともあります。
既存の投稿を利用すると、複数のキャンペーンや広告グループで共通したクリエイティブを利用することにもなるので、エンゲージメントが集約されて、投稿が盛り上がってるように見せることもできます。