「HubSpot Starterって実際に何ができるの?」という疑問に、実際に導入支援を行っている立場から答えます。公式の機能一覧を並べるだけでなく、スタートアップや小規模チームが「最初にどう使い始めるか」という実務の観点で解説します。

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HubSpot Starter 導入支援
スタートアップ企業(個人〜小規模チーム)向けにHubSpotの導入支援と運用サポートのコンサルティングを行っています。
HubSpot Starter に含まれる主要機能の全体像
HubSpot Starter(Starter Customer Platform)には、以下の5つのHubが含まれます。
| Hub | 主な用途 |
|---|---|
| Marketing Hub Starter | 集客・リード獲得・メール配信 |
| Sales Hub Starter | 商談管理・営業支援 |
| Service Hub Starter | 顧客サポート・チケット管理 |
| Content Hub Starter | コンテンツ管理・ブログ運営 |
| Operations Hub Starter | データ同期・自動化の基盤 |
スタートアップが最初に使い始めるのは、実務上ほぼ「Marketing Hub」と「Sales Hub」の2つです。この2つを中心に、具体的な機能と使い方を見ていきます。
Marketing Hub Starter でできること
フォーム作成とコンタクト自動収集
HubSpotのフォームを自社サイトに埋め込むと、送信された情報がそのままコンタクトデータベースに蓄積されます。氏名・メールアドレス・会社名など、入力された内容が自動的に整理されて保存されるため、「問い合わせをExcelに手打ち」という作業がなくなります。
既存のWordPressフォームと比較したときの最大のメリットは、流入元(どの広告・検索キーワードから来たか)がコンタクト情報と紐づく点です。「この顧客はどこから来たのか」が後から追えるようになります。
メールマーケティング
コンタクトリストに対してメールを一斉配信できます。Starterでは以下が使えます。
- ドラッグ&ドロップのメールエディタ
- テンプレートの作成と使い回し
- 開封率・クリック率のトラッキング
- リストのセグメント配信(条件に合うコンタクトだけに送る)
HubSpotのメールは、受信者がどのリンクをクリックしたか、どのページを閲覧したかが、その後のコンタクト履歴として記録されます。「メールを送ったけど反応がなかった」で終わらず、「メールを開封して、価格ページを見ている」という行動がわかるのが大きな差です。
広告管理との連携
Google広告・Facebook広告・LinkedIn広告とHubSpotを連携させると、広告経由でコンバージョンしたコンタクトがどのリストに属するか、成約まで至ったかを一元管理できます。
Starterでは最大10の広告アカウントを接続できます(無料版は2アカウントまで)。
広告運用と顧客管理を同じプラットフォームで見ることで、「広告費をかけたのに成約につながっていない」という費用対効果の問題を数字で可視化できます。
トラッキングとアナリティクス
HubSpotのトラッキングコードをサイトに設置すると、ページごとのアクセス数・流入元・コンタクトの行動履歴が記録されます。Googleアナリティクスと似た機能ですが、決定的な違いは個人のコンタクトと行動が紐づく点です。
「このコンタクトは、最初に検索広告でサイトに訪問し、その後3回閲覧してから問い合わせた」というストーリーが見えるのはHubSpotならではです。
Sales Hub Starter でできること
ディールパイプライン管理
「案件の進捗をチームで共有したい」という場面で最初に使い始める機能です。
商談のステージ(初回接触→提案→見積り→成約など)をカスタマイズして、各案件がどの段階にあるかをボード形式で一覧管理できます。
メールのトラッキング
GmailやOutlookと連携することで、送信したメールを相手が開封したかどうかがわかります。「送ったのに返信がない」という場面で、「開封はされている(タイミングの問題)」なのか「開封すらされていない(件名や到達の問題)」なのかが判断できます。
ミーティングスケジューラー
自分の空き時間をカレンダーに連携し、相手が好きな時間を選んで予約できるURLを発行できます。「日程調整のメールを何往復もする」という非効率が解消されます。
Zoom・Google MeetなどのURLを自動発行する設定も可能です。
メールシーケンス
あらかじめ用意したメールを、一定の間隔で自動送信する機能です。「商談後のフォローアップ」「問い合わせ後のナーチャリング」などに使います。担当者が手動で送らなくても、タイミングよくコンタクトに届けられます。
コンタクトとのやりとり履歴
電話・メール・ミーティングなどのやりとりが、すべてコンタクトのタイムラインに記録されます。引き継ぎや担当変更があっても、過去のやりとりが一目でわかります。
Service Hub Starter でできること
チケット管理
顧客からの問い合わせを「チケット」として管理し、対応状況を追跡できます。対応漏れや二重対応を防ぐ基盤として機能します。
スタートアップ初期では使い始めないケースも多いですが、顧客サポートの件数が増えてきたタイミングで導入すると効果を発揮します。
Operations Hub Starter でできること
データ同期
Googleコンタクト・Shopify・Stripeなど、外部サービスとのデータ同期ができます。「複数のツールで同じ情報を二重管理している」という問題を解消するための機能です。
Starter でできないこと(上位プランが必要な機能)
正直に言うと、Starter には「できないこと」もあります。導入前に知っておくべき制限をまとめます。
| 機能 | Starter | Professional以上 |
|---|---|---|
| 高度なワークフロー(複数ブランチの条件分岐) | × | ○ |
| ABテスト | × | ○ |
| Salesforce双方向同期 | × | ○ |
| カスタムレポートビルダー | × | ○ |
| キャンペーン管理 | × | ○ |
| 動的なパーソナライゼーション | △ | ○ |
「最初はStarter で始めて、ビジネスの成長に合わせてアップグレードする」という進め方が、スタートアップには最も合っています。
どんな会社・チームにStarter が向いているか
実際に支援している経験から、「Starter がちょうどいい」と感じるケースをまとめます。
Starter がよく合うケース:
- 創業〜3年以内のスタートアップ
- 営業担当者が1〜5名のチーム
- 問い合わせフォームからのリードを営業に渡す業務フローがある
- Google広告・SNS広告を運用していて、どのチャネルが成果につながるか把握したい
- Excelやスプレッドシートでの顧客管理に限界を感じている
まだ無料版でいいケース:
- 顧客管理よりもまずコンタクトリストの蓄積が優先
- 社内に導入を推進できる担当者がいない
- 月次の新規問い合わせが10件未満
HubSpot Starter 導入支援・運用サポート
HubSpot Starter は「Marketing Hub × Sales Hub」の組み合わせで、集客から成約までのデータをひとつのプラットフォームで管理できる点が最大の価値です。
ツールを入れるだけで自動的に成果が出るわけではありませんが、適切な初期設定と業務フローの設計があれば、小規模チームでも十分に活用できます。
当社では、Starter の導入設定から運用フローの設計まで一緒にサポートしています。「どこから手をつければいいかわからない」という段階からご相談ください。
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