HubSpot Starter を契約した直後は、「何から手をつければいいか」と迷う方が多いです。この記事では、Starter プランの契約後から「本格稼働」状態に持っていくまでの初期設定を、1週間のスケジュールに分けて解説します。

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HubSpot Starter 導入支援
スタートアップ企業(個人〜小規模チーム)向けにHubSpotの導入支援と運用サポートのコンサルティングを行っています。
初期設定で重要な考え方
HubSpotは機能が豊富なため、「全部設定しなければ」と思うと圧倒されます。最初は最小限の設定で稼働させ、使いながら改善するというアプローチが正解です。
初期設定の目標は「コンタクトが自動で蓄積され、チームが日常的に使える状態にする」こと。この状態になれば、あとは運用しながら精度を上げていけます。
導入前の確認(契約当日)
アカウント開設とプロフィール設定
- HubSpotアカウントにログイン
- アカウント名・ロゴ・タイムゾーン・通貨(日本円)の設定
- 担当者自身のユーザープロフィール(名前・写真・役職)を設定
ポイント: タイムゾーンは「Asia/Tokyo」に設定します。ここがずれていると、メール配信時間やレポートの時刻がすべてズレるので最初に確認が必須です。
チームメンバーの招待と権限設定
- チームメンバーにメール招待を送信
- 各メンバーの権限(スーパー管理者 / 販売担当 / マーケティング担当 など)を設定
- 自分以外のスーパー管理者を最小限に絞る(操作ミス防止のため)
1日目〜2日目:トラッキングの設置
トラッキングコードの設置
- HubSpotの設定から「トラッキングコード」を取得
- 自社ウェブサイトの全ページの
<head>タグ内に設置 - WordPressの場合:テーマのfunctions.phpまたはプラグイン(Insert Headers and Footers等)で設置
- 設置確認:HubSpotの「レポート → トラフィックアナリティクス」にデータが来ているか翌日確認
Google広告との連携(広告を運用している場合)
- HubSpotの「設定 → マーケティング → 広告」からGoogle広告アカウントを接続
- 広告キャンペーンの自動トラッキングが有効になっているか確認
- コンバージョンイベントの紐づけを設定
3日目〜4日目:フォームの設定
既存フォームの確認
- トラッキングコード設置後、HubSpotの「マーケティング → フォーム」に既存フォームが検出されているか確認
- 自動検出されたフォームのフィールドマッピング(どのフィールドがどのプロパティに対応するか)を確認・修正
HubSpotネイティブフォームへの移行(推奨)
既存フォームのトラッキングが不完全な場合や、よりシンプルな管理を目指す場合は、HubSpotフォームへの移行を検討します。
- 問い合わせフォームをHubSpotフォームで新規作成
- 自社サイトに埋め込みコードを設置
- フォーム送信後の動作を設定(サンクスメッセージ表示 / サンクスページへのリダイレクト)
- テスト送信を行い、コンタクトが正しく作成されるか確認
フォーム送信後のアクション設定(Starter の自動化)
- フォーム送信 → 担当者にメール通知を送るワークフローを作成
- フォーム送信 → 送信者にサンクスメールを自動送信するワークフローを作成
5日目〜6日目:CRM(コンタクト・パイプライン)の設定
コンタクトプロパティのカスタマイズ
- 自社のビジネスに必要なカスタムプロパティを洗い出す(例:業種・会社規模・予算感・担当部署など)
- カスタムプロパティを作成(「設定 → プロパティ」)
- プロパティグループを整理して見やすく並べる
カスタムプロパティの例(BtoBスタートアップの場合):
- 業種(リスト型)
- 従業員数規模(リスト型)
- 予算感(リスト型)
- 決裁者かどうか(チェックボックス)
- 最初の流入チャネル(テキスト型)※自動取得
ディールパイプラインのカスタマイズ
- デフォルトのパイプラインステージを自社の営業フローに合わせて編集
- 各ステージの「クローズ確率(%)」を設定
- ディールのカスタムプロパティを必要に応じて追加
過去データのインポート(既存顧客リストがある場合)
- 既存の名刺・顧客リストをCSVに整理
- HubSpotにコンタクトとして一括インポート
- インポート後のデータをサンプルチェック(文字化け・フィールドのズレがないか)
7日目:レポートとダッシュボードの設定
マーケティングダッシュボードの設定
- デフォルトダッシュボードに以下のレポートを追加:
- 週次コンタクト増加数
- フォーム送信数(フォーム別)
- 流入元別セッション数
- ページビューランキング
営業ダッシュボードの設定
- 以下のレポートを追加:
- ディールパイプライン(ステージ別件数・金額)
- 今月の成約ディール数
- 担当者別の活動量(コール・メール数)
1週間後:Starter ならではの設定を追加
HubSpotロゴの削除
Starter 以上のプランで可能になります。
- フォームのHubSpotロゴを削除(「設定 → アカウントのデフォルト」)
- メールのフッターのHubSpotブランドを削除
ミーティングスケジューラーの設定
- Googleカレンダーまたは Outlookカレンダーを連携
- ミーティングタイプを作成(30分 / 1時間など)
- 自動Zoomリンク生成を設定
- ミーティングリンクをメール署名に追加
チェックリスト完了後の次のステップ
初期設定が完了した後は、以下の段階に進みます。
フォームからのデータが溜まるのを待ちながら、日常的な使用習慣をチームに浸透させる
蓄積されたデータでレポートを分析し、マーケティングと営業の改善ポイントを探る
使いながら見えてきた「ここを自動化したい」というニーズをワークフローで実装
自社だけでの設定に不安を感じたら
HubSpotの初期設定は、手順通りにやれば独力でも完了できます。ただし、「トラッキングコードの設置場所がわからない」「フォームのフィールドマッピングがうまくいかない」「ワークフローの設定で詰まった」といったケースはよく発生します。
当社では、HubSpot Starter の初期設定を代行・サポートしています。アカウント開設から稼働状態まで、一緒に進めていきます。
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