HubSpot 権限設定ガイド:ユーザー追加・スーパー管理者の使い分けと注意点

「HubSpotにチームメンバーを追加したい」「スーパー管理者は全員に付与していいの?」チームでHubSpotを使い始めるタイミングで必ず直面する疑問です。権限の設定を適切に行わないと、意図せず設定を書き換えられたり、見せたくないデータが見えてしまったりするリスクがあります。この記事では、実務での設定例を交えて解説します。


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目次

HubSpotの権限体系の基本

HubSpotの権限は「ユーザーにどの機能を使わせるか」を細かく制御できます。大きく分けると以下の2種類があります。

スクロールできます
権限の種類概要
スーパー管理者すべての設定・データにアクセス・変更できる最上位権限
標準権限(カスタマイズ可能)機能ごとに「表示のみ・編集・削除」を個別に設定できる

Starterプランでは、スーパー管理者と各Hubごとの標準権限が設定できます。Professionalからはより細かいカスタム権限セットが使えます。

スーパー管理者とは何か

スーパー管理者は、HubSpotのすべての機能・設定・データにアクセスできる最上位の権限です。具体的には以下のことができます。

  • アカウントの基本設定(タイムゾーン・言語・通貨など)の変更
  • 他のユーザーの追加・権限変更・削除
  • ワークフローの作成・削除
  • 請求情報の確認・プラン変更
  • すべてのコンタクト・ディール・レポートへのアクセス
  • 連携ツール(Google広告・Slackなど)の接続・切断

スーパー管理者を付与する際の注意点

スーパー管理者は「何でもできる」権限である分、誤操作のリスクも最大です。

実際に起きやすいトラブル:

  • ワークフローを誤って削除・停止してしまう
  • フォームのフィールドを変更して、既存コンタクトのデータマッピングが崩れる
  • 連携設定(Google広告など)を意図せず切断してしまう
  • 他のメンバーの権限を変更してしまう

当社が導入支援をする際のベストプラクティスは、スーパー管理者は最大2名まで(オーナーと、設定担当者1名)にすることです。

ユーザーの追加手順

設定場所: 設定(⚙)→ 「ユーザーとチーム」→ 「ユーザー」→ 「ユーザーを作成」

ステップ1:メールアドレスで招待する
追加したいメンバーのメールアドレスを入力します。HubSpotから招待メールが送信されます。

ステップ2:権限を設定する
招待時に権限を選択します。後から変更も可能です。

ステップ3:メンバーが招待を承認する
メンバーが招待メールのリンクからアカウントを設定することで、チームへの参加が完了します。

役割別の権限設定の推奨パターン

営業担当者(Sales Hub ユーザー)

スクロールできます
機能推奨設定
コンタクト表示・編集・作成(自分担当のみ可)
ディール表示・編集・作成
タスク表示・編集・作成
レポート表示のみ
設定・ワークフロー権限なし

営業担当者には「自分の担当コンタクト・案件を管理できる」権限を付与し、設定変更の権限は与えないのが基本です。

マーケティング担当者

スクロールできます
機能推奨設定
コンタクト表示・編集(マーケティング用途)
フォーム表示・編集・作成
メール表示・編集・作成・送信
広告表示・編集
ワークフロー表示・編集(基本的なもの)
請求・プラン権限なし

経営者・マネージャー(数字を見るだけ)

HubSpot Starterから使える「ビューオンリーシート」(無料)の活用がおすすめです。

ビューオンリーシートは:

  • すべてのデータを閲覧できる
  • データの追加・編集・削除はできない
  • 追加費用なし

「コンタクト数やパイプラインを確認したいが、自分で設定を変えることはない」という経営者・マネージャーにはビューオンリーシートが最適です。

チームとチームの権限設定

複数のチームを運用する場合、「チーム」機能を使うとデータの可視範囲を制御できます。

設定場所: 設定 → 「ユーザーとチーム」→ 「チーム」

チームを作成してメンバーを割り当てると:

  • 営業チームは自チームのディール・コンタクトのみ表示する設定ができる
  • 別チームの案件が誤って見える・触れるリスクを防げる

Starterプランでも基本的なチーム分けは設定できます。

よくある権限まわりの疑問

Q:無料版の管理者は2名まで?
無料版では管理者(Administrator権限)が2シートまでです。これを超えてメンバーを追加する場合は、スーパー管理者以外の権限で招待するか、Starterにアップグレードが必要です。

Q:スーパー管理者でなければシート数の上限に引っかからない?
Starterでは「コアシート(有料)」と「ビューオンリーシート(無料)」という区分になります。コアシートは契約したシート数まで追加でき、ビューオンリーシートは無制限に追加できます。

Q:退職したメンバーの権限はどうする?
退職したメンバーのユーザーは「非アクティブ化」してください。削除するとそのユーザーに紐づいたデータの一部が見えなくなる可能性があります。非アクティブ化であればデータは保持されます。

設定場所: 設定 → 「ユーザーとチーム」→ 対象ユーザーの「アクション」→ 「ユーザーを無効化」

セキュリティ強化のための追加設定

権限設定と合わせて行うと安心な設定を紹介します。

2段階認証の有効化
設定(⚙)→「セキュリティ」から2段階認証を有効にできます。スーパー管理者のアカウントは必ず有効にしてください。

ログイン通知の設定
HubSpotアカウントへの新しいデバイスからのログインを通知する設定ができます。不正アクセスの早期検知に役立ちます。

HubSpot Starter 導入支援・運用サポート

HubSpotの権限設定は、チームが増えてきた段階で最初に整備すべき設定です。

  • スーパー管理者は最大2名まで
  • 営業担当者・マーケティング担当者は役割に応じた権限を付与
  • 閲覧だけの経営者・マネージャーはビューオンリーシート(無料)を活用
  • 退職者はアカウントを削除でなく非アクティブ化

権限設定を適切に行っておくと、設定の誤変更・データの誤削除といったトラブルを未然に防げます。

当社では、チームでのHubSpot活用に向けた設定サポートも行っています。


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この記事を書いた人

石橋 敬太郎のアバター 石橋 敬太郎 AdRegion Inc. CEO

株式会社アドリージョン 代表取締役。私は「Web制作」「集客」「経営」の知識を、満遍なく持ったオールラウンダーです。デジタル・マーケティングの領域を中心に、スモールビジネスの宣伝に必要なすべてをワンストップでサポートするIT顧問サービスを提供しています。

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