WordPressで運営しているサイトにHubSpotを連携させる方法は、大きく2つあります。公式WordPressプラグインを使う方法と、トラッキングコードを直接設置する方法です。この記事では、どちらの方法も具体的な手順とともに解説し、連携後に何ができるようになるかを説明します。

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スタートアップ企業(個人〜小規模チーム)向けにHubSpotの導入支援と運用サポートのコンサルティングを行っています。
HubSpotとWordPressを連携させる理由
当社がHubSpotをWordPressと組み合わせて使う理由は、主に2つです。
1. コンタクトフォーム7からの脱却
WordPressのコンタクトフォームといえばContact Form 7(CF7)がメジャーですが、スパムの問題が深刻です。対策としてreCAPTCHAを入れると、ページ全体での読み込みが重くなり、サイト速度に悪影響が出ます。HubSpotのネイティブフォームに切り替えることで、このジレンマが解消されます。
2. 広告の流入元とコンタクト情報を紐づけたい
Google広告やSNS広告を運用している場合、「どの広告からコンタクトが来たか」を知りたいのは当然のニーズです。WordPressのCF7では広告のクリック情報とフォーム送信を正確に紐づけるのが難しいですが、HubSpotフォームは広告の流入元を自動的にコンタクトプロパティとして記録してくれます。
方法1:HubSpot公式WordPressプラグインを使う
最もシンプルな方法です。WordPress管理画面からプラグインをインストールするだけで、トラッキングコードの設置・フォームの作成・コンタクト管理が自動で有効になります。
手順
ステップ1:プラグインをインストール
WordPress管理画面の「プラグイン → 新規追加」から「HubSpot」を検索してインストール・有効化します。
ステップ2:HubSpotアカウントと接続
プラグインを有効化すると、接続画面が表示されます。既存のHubSpotアカウントにログインするか、新規アカウントを作成して連携します。
ステップ3:自動設定を確認
接続完了後、以下が自動で有効になります。
- HubSpotのトラッキングコードが全ページに設置される
- WordPress上の既存フォームの検出が始まる(CF7・Gravity Formsなど)
- HubSpotのダッシュボードでウェブサイトのアクセスデータが見え始める
プラグイン利用時の注意点
公式プラグインを使う場合、WordPressの管理画面内にHubSpotのパネルが追加されます。ここからフォームの作成やコンタクトの確認ができますが、フル機能はHubSpotのウェブダッシュボードで操作する方が使いやすいです。
方法2:トラッキングコードを手動で設置する
プラグインを使わず、HubSpotのトラッキングコードをWordPressのテーマに直接埋め込む方法です。サイトを軽量に保ちたい場合や、制作会社がプラグインの追加を制限している場合に使います。
手順
ステップ1:トラッキングコードを取得
HubSpotのダッシュボードで「設定(⚙)→ トラッキングコード」に移動し、表示されるJavaScriptコードをコピーします。
ステップ2:WordPressに設置
方法はいくつかあります。
方法A:テーマのfunctions.phpに追加
function add_hubspot_tracking() {
?>
<!-- HubSpot Tracking Code -->
<script type="text/javascript" id="hs-script-loader" async defer src="//js.hs-scripts.com/あなたのポータルID.js"></script>
<?php
}
add_action('wp_head', 'add_hubspot_tracking');方法B:プラグイン「Insert Headers and Footers」を使う
コードの編集なしに<head>タグ内にスクリプトを追加できるプラグインです。フィールドにHubSpotのトラッキングコードを貼り付けるだけで完了します。
ステップ3:設置確認
翌日にHubSpotの「レポート → トラフィックアナリティクス」でアクセスデータが入ってきているか確認します。リアルタイムではなく、データ反映に数時間かかることがあります。
HubSpotフォームをWordPressに設置する
トラッキングコードが設置できたら、HubSpotのネイティブフォームをWordPressページに埋め込みます。
手順
ステップ1:HubSpotでフォームを作成
HubSpotダッシュボードの「マーケティング → フォーム」から新規フォームを作成します。フィールド(氏名・メールアドレス・会社名など)を設定します。
ステップ2:埋め込みコードを取得
フォームの「アクション → 埋め込みコード」をクリックすると、HTMLのスニペットが表示されます。
ステップ3:WordPressに埋め込む
WordPressのブロックエディタで「カスタムHTML」ブロックを追加し、埋め込みコードを貼り付けます。プレビューで表示を確認します。
CF7からHubSpotフォームへの移行で変わること
| 項目 | CF7 + reCAPTCHA v3 | HubSpot フォーム |
|---|---|---|
| スパム対策 | reCAPTCHA(ページ全体で読み込み) | HubSpot独自のスパムフィルター |
| ページ速度への影響 | 全ページで読み込みが発生 | フォーム設置ページのみ |
| コンタクトへの自動変換 | 別途連携が必要 | 自動でCRMに蓄積 |
| 流入元の記録 | 困難 | 自動で記録 |
| コンバージョン計測 | 複雑な設定が必要 | HubSpot側で完結 |
連携後にできること
WordPressとHubSpotの連携が完了すると、以下のことが可能になります。
1. 訪問者の行動追跡
どのページを何回見たか、どこから来たかが個人レベルで記録されます。フォームを送信したコンタクトには、それ以前の訪問履歴も紐づきます。
2. 広告のコンバージョン計測の精度向上
Google広告のキャンペーン・広告グループ・キーワードと、フォーム送信(コンタクト作成)が直接紐づきます。「どのキーワードからコンバージョンしたか」がHubSpotの中で確認できます。
3. フォーム送信後の自動アクション
フォームが送信されたら、担当者へのメール通知・コンタクトへの自動返信メール送信・特定のリストへの追加といったアクションを自動化できます。
制作会社に管理を委託している場合
WordPressの管理を外部の制作会社に委託している場合は、トラッキングコードやフォームの設置を制作会社に依頼する必要があります。
その際は以下をお伝えください。
- 「HubSpotのトラッキングコードを全ページの
<head>タグ内に設置してほしい」 - 「HubSpotフォームの埋め込みコードを〇〇ページに設置してほしい」
当社がHubSpot導入支援をご依頼いただく場合は、制作会社への依頼内容のご案内も含めてサポートします。
HubSpot Starter 導入支援・運用サポート
WordPressとHubSpotの連携は、公式プラグインを使えば30分程度で完了します。手動設置の場合でも、トラッキングコードを1箇所追加するだけです。
連携後に得られる最大のメリットは「広告・検索・SNSから来た訪問者がフォームを送信し、コンタクトになるまでの全行動が追跡できること」です。これは、Google広告を運用しながらHubSpotでリード管理をしたいという方にとって、特に価値の高い連携です。
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