KDP著者のためのAmazon Ads 広告運用支援

Amazon AdsはAmazon社が公式に提供しているセルフサービス型の広告配信管理プラットフォームです。運用型広告とも呼ばれる類いのもので、配信実績を見てターゲティングなどを調整して、自分の手で広告効果をより高めていく性質を持つ仕組みです。

書籍の広告出稿を、ご自身の手で試してみませんか?

KDP(Kindle ダイレクト・パブリッシング)で販売している書籍ならば、Amazon Ads の「スポンサープロダクト広告」を利用して、書籍の露出を増やし、認知を広めることができます。個人のAmazonアカウントで、広告アカウントを作成して、すぐに広告配信の準備を行うことができます。詳しい説明をご希望の方は、フォームからご連絡ください。

目次

Amazon Ads とは?

Amazon AdsはAmazon社が公式に提供しているセルフサービス型の広告配信管理プラットフォームです。運用型広告とも呼ばれる類いのもので、配信実績を見てターゲティングなどを調整して、自分の手で広告効果をより高めていく性質を持つ仕組みです。

費用は広告がクリックされるごとに発生する仕組みで、月額費用など固定費もかからないので、取り組みやすい集客施策です。 

1日1,000円程度のご予算から始めることができ、予算の変更や配信期間も自由にコントロールすることができます。

KDP で出版した本の広告を出す

KDPで出版した本は、2025年2月から日本でも正式にAmazon広告を使えるようになりました。
これによって、Kindle本の著者が自分の本をAmazonの検索結果や他の本の詳細ページに広告として表示できるようになっています。

KDPの管理画面から「広告を作成」というボタンを押して、1日の予算やクリック単価を設定すれば、すぐに始められます。

審査はありますが、成人向けや医療・政治などの一部を除けば、一般的なビジネス書や実用書であれば問題なく出稿できます。
つまり、これまで海外だけの機能だった「KDP著者によるAmazon内広告」が、いよいよ日本の著者にも解放されたというわけです。

スポンサープロダクト広告とは?

スポンサープロダクト広告は、Amazonで販売している商品情報を使って、Amazon内の広告枠に配信する仕組みです。

普段からAmazonを利用している方なら、検索結果や商品詳細ページの下部にあるスポンサー枠を見かけることも多いかと思います。

Amazonに掲載されている書籍の情報を利用するので、バナーや掲載する文章の準備も必要なく、オートターゲティングを利用すれば難しい設定もなく、予算と配信期間を決めるだけで、簡単に配信設定ができます。

書籍の情報とユーザーの購買行動を掛け合わせて、関心の強いユーザーに広告を見せることができます。

広告アカウントの作り方

要点を把握すれば実践あるのみです。さっそく手を動かしてみましょう!実際に管理画面を見た方が理解しやすいはずです。(配信設定が完了するまでお金もかかりませんので。)

下記のリンクから登録画面に入ることができます。

①スポンサー広告の「国を選択してください」から【日本】を選ぶ。

②「これらのアカウントのいずれにも概要しない」に進む。

③Amazonのアカウントでログインする。

(広告費のお支払いに利用するクレジットカードは、通常の買い物で利用するものと別に設定を行うことができます。個人のAmazonアカウントで進めても大丈夫です。個人と会社でアカウントを切り分けて管理する場合は、会社名義のAmazonアカウントをご用意ください。)

④アカウント名を決める。(社名または個人名を入力。後から変更することもできます。)

⑤管理画面の右上にある人のアイコンから設定を開き、表示言語を【日本語】に変更する。

⑥管理画面の左下の歯車アイコンから、「スポンサー広告請求」を開き、支払い設定を行う。

支払い設定を行う際、アカウントマネージャーのIDは「広告主/ブランド所有者」を選択して進めます。

新しい支払い方法は、1時間以内に有効になります。設定してすぐにキャンペーンを作成すると、決済エラーになり配信開始まで時間がかかってしまうことがあるので、ご注意ください。

※支払い方法は「クレジットカードまたはビットカード」を選択して、広告アカウント側で支払うように設定します。「支払いから差し引く」の設定は販売する商品を管理している出版社など、Amazonに商品を卸して販売している事業者さまが利用できる設定です。

はじめてのキャンペーン作成

初期設定が一通り済んだら、管理画面のトップページから、指示に従ってフォームを選択していけば、広告を入稿することができます。

①スポンサープロダクト広告から【続行】のボタンを押し、キャンペーンの作成画面に入る。

②著書を検索して選択する。

③途中は飛ばして一番下までスクロールして、開始日、終了日、1日の予算を入力する。

あとは【キャンペーンを開始】のボタンを押して完了です。

途中で飛ばしたいくつかの設定がありますが、はじめてのキャンペーンでは【オートターゲティング】を利用して、初期設定のまま進めるのがおすすめです。(一部の設定はあとから変更することもできます。)

1日の予算に対する費用の消化具合を見て入札の単価を変更するなど調整が必要になったりしますが、まずはそのまま始めてみましょう。

広告の入稿が完了すると審査が入ります。審査手続きは、通常 24 時間以内に完了しますが、最長 3 営業日かかる場合があります。

今回の手順で作成した広告アカウントでは、Amazonが「出荷および販売」している商品を広告に掲載できます。

とくに問題がなければ、数時間で審査完了のメールが届き、広告の配信が開始されます。

広告配信の仕組みがわかってきたら、【マニュアルターゲティング】を利用してキーワードや掲載先の商品を指定したり、除外設定を行うことで、より効果的なキャンペーンに仕上げることができます。

広告配信の前に考えること、気をつけること。

終了日の設定を忘れると、キャンペーンをオフにしない限り配信が続き、費用がかかってしまいます。配信開始後は定期的に管理画面を覗くようにし、終了後もちゃんと広告が止まってるか確認するのを癖付ましょう。

管理画面内にも注釈があったり、ヘルプのドキュメントも用意されてるので、管理画面に触れることで、より深く学ぶこともできるはずです。

また、今回の手順で配信する広告は書籍のページに誘導する最も簡単な手法です。販売ページの管理権限を持つ出版社のアカウントでは、スポンサーブランド広告やスポンサーディスプレイ広告を利用して、より高度な広告配信を行うこともできたりします。

広告費については、出版社が負担してくれるケースもあったり、配信までやってくれることもあるかと思うので、配信の前に担当者に確認してみてください。

広告から販売に結びつくかというと費用対効果が合わないこともあるかと思います。新聞広告の方が効果的だったり、他のマーケティングチャネルも含めて優先順位を決めて、広告戦略を検討する必要があります。

とはいえ、Amazonユーザーの購買行動を利用した広告配信はAnazon Adsでしかできないことなので、書籍を通してAmazon内から得られる認知は貴重なものです。

まずは実際に配信できるか試してみて、少額でも得られる実績データから、次の一手を検討してみてはいががでしょうか?

今回のご案内が、みなさまのお役に立てば光栄です。

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