ビジネス用 Googleアカウントの作成方法

ビジネスでGoogleのサービスを活用する際、独自ドメインのメールアドレスでGoogleアカウントを作成しておくと、社名やブランド名での一貫性を保ちつつ、信頼性を高めることができます。
たとえば、「your-name@company.com」のようなアドレスでGoogleアカウントを取得すれば、Googleドライブ、Googleアナリティクス、Search Console など多くのサービスを、業務用の名義で利用できます。
本記事では、独自ドメインのメールアドレスでGoogleアカウントを作成する目的と、その手順をご紹介します。

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目次

Googleアカウントを作成する

Googleが提供する各種ツールを利用するには、アカウントの作成が必要です。

「ユーザー名を選択」の部分の「現在のメール アドレスを使用する」をクリックすると、Gmailのアドレスではない現在利用しているメールアドレスでも登録できます。(わりと見落としがち!)

個人アカウントをすでにお持ちの場合はそれを使っても良いですが、1度のログインで複数のアカウントを切り替えることもできるので、ビジネス名義でアカウントを作成しても良いかと思います。

上記のリンクから「姓名の入力→生年月日と性別の入力」の順に進むとGmailアドレスの選択画面になります。

独自ドメインのメールアドレスでGoogleアカウントを作成する場合は、「既存のメールアドレスを使用する」のリンクから進みます。下記のメールアドレス入力欄が出てきて登録を進めることができます。

この方法を利用して独自ドメインのメールアドレスでGoogleアカウントを作成した場合、Google Workspaceを契約するときにアカウントが干渉して同じメールアドレスで登録を進められなくなることがあります。「アカウントの移行」を行うことで回避することはできますが、将来的にGoogle Workspaceをご利用される可能性がある場合は、手間が増えることを念頭に進めてください。

なぜ独自ドメインのGoogleアカウントが必要なのか?

Googleアカウントの便利なところは、ほぼすべてのツールにおいて、メールアドレスのみでユーザー権限の付与を行うことができるので、パスワードのやりとりなしで、取引先と共有ができる点にあります。

Googleアカウントは「@gmail.com」のアドレスで作成するのが一般的ですが、ビジネス用途で本格的に活用するなら、独自ドメインのメールアドレス(例:your-name@company.com)で登録することをおすすめします。その理由は大きく3つあります。

  • 信頼性の向上
    独自ドメインのメールアドレスは、第三者から見ても「きちんとした企業が運営している」という信頼感につながります。特に取引先や新規顧客との初期接点において、フリーメールのアドレスは信用面でマイナスに働くことがあります。
  • 組織的な管理がしやすい
    Googleの多くのサービスでは、アカウントのメールアドレスを指定するだけで、各種ツールの共有や権限の割り当てが可能です。独自ドメインのアドレスを使用することで、社内・社外のメンバー管理がしやすくなり、業務ごとの役割分担やアクセス制御もスムーズに行えます。
  • ブランドの統一と一貫性
    メールアドレスに自社ドメインを使うことで、Webサイトや名刺、各種オンラインサービスとのブランド統一が図れます。普段業務で使っているメールアドレスと同じものでGoogleアカウントを管理することで、取引先とのやり取りもスムーズになります。Googleドライブやドキュメントなどを共有する際、相手が普段見慣れているアドレスから共有されることで混乱を防げるだけでなく、「このファイルは誰から来たのか」といった確認作業も減り、業務効率が上がります。

Googleアカウントで利用できるビジネスツール

Googleアカウントひとつで、ビジネスに役立つさまざまなツールを無料で活用できることをご存じでしょうか。ドキュメントの共有、広告の運用、アクセス解析、Webサイトの検索順位管理まで、業務のあらゆる場面を支えるサービスが揃っています。Googleアカウントで利用できる主要なビジネスツールと、それぞれの活用シーンについてご紹介します。

Google Workspaceにも含まれるツール

Google Workspaceは有料のビジネス向けサービスですが、その中に含まれている主要なツールの多くは無料のGoogleアカウントでも利用可能です。たとえば、Googleドライブを使えばファイルの保存・共有・共同編集が簡単に行え、Googleドキュメントやスプレッドシート、スライドを使えば、リアルタイムでの共同作業もスムーズに行えます。

また、Googleカレンダーでの予定管理や、Google Meetを使ったオンライン会議なども、基本機能は無料アカウントで十分に活用できます。これらのツールは、業務効率の向上だけでなく、チームや取引先との連携を円滑にするためにも非常に便利です。

Google Workspaceの導入をご検討の方は、下記もあわせてご参照ください。

マーケティング・分析系ツール

Googleアカウントを持っていれば、Web集客や広告運用、データ分析に役立つツールを無料で活用することができます。中でも代表的なのが「Googleアナリティクス」で、自社サイトの訪問者数や滞在時間、流入経路、コンバージョンなどを詳細に把握することができます。あわせて「Google Search Console」を活用すれば、検索キーワードや表示回数、クリック率、モバイル対応状況など、SEO対策に欠かせない情報も取得できます。

また、Web広告を始める際には「Google広告(Google Ads)」でキャンペーンの作成・配信が可能になり、広告の成果を測定して改善していくことも簡単です。タグの管理についても「Googleタグマネージャー」を使えば、広告や分析ツールのコードを一元管理でき、開発担当に依頼せずに柔軟に設定変更が行えるようになります。

加えて、実店舗やサービス業を営む事業者であれば、「Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)」の活用も重要です。Google検索やGoogleマップ上にビジネス情報を無料で掲載でき、営業時間や電話番号、写真、口コミなどを通じて顧客との接点を広げることができます。来店や問い合わせといったオフラインの行動にもつながりやすく、ローカルSEO対策としても有効です。

これらのツールは単体でも非常に有用ですが、すべてGoogleアカウントを基軸に権限管理ができるという点も大きなメリットです。共有したいツールの管理画面から、相手のメールアドレスを追加するだけでアクセス権を付与できるため、部署ごと・役割ごとの使い分けや、外部パートナーとの連携もスムーズに行えます。IDやパスワードのやり取りが不要で、セキュリティ面でも安心です。Googleアカウントを中心に運用することで、業務効率と情報管理の両方をシンプルに保つことができます。

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この記事を書いた人

石橋 敬太郎のアバター 石橋 敬太郎 AdRegion Inc. CEO

株式会社アドリージョン 代表取締役。私は「Web制作」「集客」「経営」の知識を、満遍なく持ったオールラウンダーです。デジタル・マーケティングの領域を中心に、スモールビジネスの宣伝に必要なすべてをワンストップでサポートするIT顧問サービスを提供しています。

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