【法人向け】Google広告の始め方を経営目線で解説

Google広告はアカウントを開設すれば誰でも始めることはできますが、会社で広告運用を始めるとなると考えなければならないことがたくさんあります。広告アカウントの作成や入稿の手順は調べればわかるし、触ってみればなんとなく進めることもできますが、会社として運用体制を作るのは決して簡単ではありません。大まかな流れの解説になりますが参考にしていただければ幸いです。

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目次

内製化するか?外注するか?

まずは集客チームをどのように作り運用体制を整えていくかを考えなければなりません。単純に時間とお金のバランスだけでなく、目標を達成するために最善のチームはどうやったら作れるかを考えるべきです。

内製化のメリット・デメリット

社内で運用体制を作るメリットはコミュニケーション取りやすさにあります。常に最新の社内事情を把握したうえで、少ないコミュニケーションコストで迅速に広告戦略に反映できることが強みになります。

一方で、広告運用の知識は学べば身につくとはいえ、学習時間もかかるし、自社の広告予算の範囲で得られるデータや、一つの商材だけで得られる運用ノウハウには限りがあり、打ち手のアイデアが出てこなくなることもあります。

社内稟議や予算立て

広告運用を始めるにあたって、どのくらいの広告費をかけるのか、最初は不透明なところも多く、予算すら決められない企業様も多くいらっしゃいます。

また、経営者からすると投資対効果がどれくらいあるのかを明確にしなければ実行に移せないと考える場合も多く、代理店に聞くなどして参考になる他社のデータを集めて試算から事業計画に落とし込むこともあるかと思います。

これまでの私の経験では、大抵の試算は皮算用にしかならず、いざ広告運用を開始すると予測からかけ離れる結果に陥ります。

なぜそうなるのかを突き詰めると、読みが甘いの一言に尽きるのですが、参考にしたデータは一般論や他社の実績が元になっていて、それぞれの会社が置かれている立場やフェーズが違うので、自社に当てはめた時「切り抜かれたデータ」はなんの参考にもならないのです。

従業員に決裁を委ねるならば、検証に使える費用の総額を決めて、失敗しても良いから自社の経験値にするような心構えだと、実行速度を上げて行けるので、次のステップも見えやすくなります。

広告運用の社内ルール

景品表示法や薬機法などの法的な決まりや、各媒体の広告ポリシーなど、守らなければならないルールがあります。業界特有のルールがあれば、遵守するように社内で周知する必要があります。

残念ながら「何をやっても売れたらそれでいい」と考える会社も少なからずあるので、なんとも言えない気持ちになりますが、ブランドに傷をつけない広告運用をした方が、長期的に経営は安定するはずです。

従業員も広告代理店も知らずに良からぬ方向に進むケースもあるので、暴走を止める役割を持つ人がいると安心です。ブランドカラーやちょっとした文章表現でも、目指す方向から逸れてしまうケースもよくあるので、社内での取り決めもしっかり守れる体制だとより安心です。

社内での連携体制の確立

会社の規模感によって様々ですが、広告運用を始めるためには、集客に携わる社内の部署だけでなく、時には社外の人員も巻き込まなければ、運用体制を整えることはできません。

制作会社との連携

広告運用を開始する際には、トラッキング用のダグの設置やGoogleアナリティクスなどのツールの権限共有が必須になります。制作会社にウェブサイトの管理を委託している場合は、権限共有などの作業で連携しなければなりません。

関連部署との連携

広告から集客したその先には営業やカスタマーサポートなど多くの人が関わることになるはずです。お問い合わせや注文が増えた際に、受入できる体制を作ることも必要です。

経理担当者の役割

自社でGoogle広告のアカウントを開設して広告費を直接Googleにお支払いする場合は、領収書の確認等で経理担当者がGoogle広告の管理画面を見る必要が出てくることがあります。ほとんどの経理担当者はITに強いわけではないかと思うので、説明するのに苦労するかもしれません。

税理士との連携

広告費の会計処理は会社の規模や担当する税理士によって違うこともあるので、事後報告にならないように相談したほうが円滑に進められるかと思います。税務調査が入ってから広告費がどのように使われてたのかを遡って調べるのは割と大変です。

広告アカウント作成時の注意点

社内での方針が決まり、いざGoogle広告を始めようとすると必要になるのがGoogleアカウントです。Google Workspaceを利用していると会社のメールアドレスでGoogle広告のアカウントを作成することができますが、そうでない場合は、Googleアカウントを作るところから始めます。

そこでよくある間違いがGmailのアドレスでGoogle広告のアカウントを開設してしまうケースです。

Googleアカウントは会社のメールアドレスで作成することもできます。できれば会社ではGmailのアドレスを利用しない方が権限管理もしやすいので安心です。

アカウント開設前でお困りのことがあれば、お気軽にご相談ください。

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この記事を書いた人

石橋 敬太郎のアバター 石橋 敬太郎 AdRegion Inc. CEO

株式会社アドリージョン 代表取締役。私は「Web制作」「集客」「経営」の知識を、満遍なく持ったオールラウンダーです。デジタル・マーケティングの領域を中心に、スモールビジネスの宣伝に必要なすべてをワンストップでサポートするIT顧問サービスを提供しています。

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