Google広告の運用で最も重要な鍵を握るのはキーワード選定です。キーワードプランナーを活用すると新しいキーワードを発見したり、検索ボリュームや推奨入札単価を調べることができます。
キーワードプランナーとは?
Googleが提供するツールの中には新しいキーワードを見つけるのに活用できる「キーワードプランナー」というものがあります。
このツールを使うと、入力したキーワードやランディングページから、検索ワードの候補や、検索ボリュームと推奨入札単価、競合の有無などを調べることができます。
Google広告のアカウントをお持ちでも費用をかけていない場合は機能制限がかかり、正確な検索ボリュームを知ることはできませんので注意が必要です。
キーワードプランナーの使い方
主に使うのは2つの用途になることが多いです。検索の方法が3つに分かれているのですが、「検索ボリュームと傾向を取得」では単独のキーワードしか調べることができないので、「フレーズ、ウェブサイト、カテゴリを使用して新しいキーワードを検索」を利用するのをオススメします。
新しいキーワードを検索
出稿するべきキーワードが全く予測できない場合は、「フレーズ、ウェブサイト、カテゴリを使用して新しいキーワードを検索」から「ランディング ページ」にご自身のサイトのURLを入力するだけで、サイト内の文章からキーワードを拾ってデータをまとめてくれます。
検索ボリュームや推奨入札単価から、予算の目安を立てどのキーワードで広告を出稿するかどうかを検討します。
検索ボリュームを調べる
出稿するキーワードがある程度定まっている場合は、「フレーズ、ウェブサイト、カテゴリを使用して新しいキーワードを検索」から「宣伝する商品やサービス」にターゲットとなるキーワードを入力します。
平均月間検索ボリュームや関連性の高いキーワード候補をまとめて確認することができます。
入札単価や予算を見直す
「アカウントのキャンペーンやキーワードの予測データを取得」からアカウントを選択すると、既存アカウントの入札単価の調整による1日に必要な予算をシミュレーションすることができます。
また、アカウント全体での検索ボリュームの傾向を確認することもできます。
キーワードのリサーチ方法
「キーワードプランナーを使いこなすとお宝キーワードを探したり、ものすごいことができる!」と期待している方もいらっしゃるかもしれませんが、キーワードプランナーで調べようと思うキーワードが頭に浮かんだ時点で半分以上は問題が解決しているので、このツールを活用するメリットはあまりありません。
キーワードのトレンドも見ることができますが、実際に販売やサービスを提供していたら、どのシーズンに盛り上がるかは、肌で感じるくらいには理解しているはずです。
「新しいキーワードを見つける」という目的ならば、提供するサービスを軸に、「どのようなキーワードで検索してる人に伝えたいか」を考える方が結果として良い方法に向かいます。
費用面を気にするのであれば、そのキーワードとマッチするテキスト広告やランディングページを考え、品質スコアをあげるための取り組みを考えるべきです。
もしパッとしたものが思いつかない場合は、そこで初めて「キーワードプランナー」を使ってみたり、サーチコンソールの検索語句のデータを参考にキーワードを選定した方が適切なキーワードを見つけやすいです。