広告表示オプションはテキスト広告を拡張する役割を持つもので、設定することでより多くの情報を伝えたり、検索結果に表示される占有面積を増やすことで目立ちやすくし、クリック率を高める役割を持ちます。
広告表示オプションとは?
広告が上位に表示された時や、ユーザーの環境に合わせて、テキスト広告の下部に追加表示されるもので、様々な種類のものがあります。
Google広告の管理画面にある「広告表示オプション」のタブから設定することができ、アカウント、キャンペーン、グループごとに設定を分けることができます。
どのグループに反映されるのかを理解していないと、不承認になることがあったり、少し難しい部分もあります。
広告表示オプションの種類
いくつかの種類がありますが、よく使うのは下記のものとなります。最低でも1つ設定しておけば良いのですが、いくつか合わせて設定しておくことで、ユーザーに合わせて自動で表示が切り替わります。
入稿のルールを守らなければ承認されないものもあるので、簡単なものから設定し順番に理解を深めて行くのが良いかと思います。
サイトリンク表示オプション
自然検索でも1位をとると表示されるのと同じようなもので、テキスト広告で入稿したランディングページ以外のページに直接誘導することができます。
リンクと概要を4つまで同時に表示させることができるので、最上部に表示された時の占有面積も広く取ることができます。
コールアウト表示オプション
テキスト広告とは別に、サービスの特徴やメリットを追加で訴求することができます。
「送料無料」「セール開催中」など伝えたいことを箇条書きで書き出せるなら、簡単に設定することができるのでオススメです。
住所表示オプション
広告の下部に住所を表示させることで、近隣のユーザーへの来店を促すためのもので、直接Googleマップを立ち上げてナビを開始することもできます。
Googleマイビジネスとのアカウント連携をしなければならないのと、マイビジネス側の情報を正しく入力しておかなければならないので、少しハードルが高くなります。
同じ屋号で複数の店舗をチェーン展開されている場合は、「アフィリエイト住所表示オプション」を利用することで、ユーザーの位置情報に合わせて近い店舗へ誘導することができます。
電話番号表示オプション
スマートフォンユーザーは今すぐに電話でお問い合わせしたいという要望を持って検索していることが多いです。
検索結果の広告に電話番号を表示させることで、お問い合わせの機会を最大限に引き出すことができます。
価格表示オプション
タイプごとのルールが少し複雑なので難しいかもしれませんが、サイトリンクよりも占有面積が広く、一番目立つ広告を掲載することができます。
2016年7月から始まったもので、まだ知らない人も多く、競合と差をつけたいなら設定しておきたいものです。あらかじめ検索結果で情報を伝えてしまうことで、無駄なクリックを防ぐ効果もあります。
広告のクリック率を高める重要性
複雑な仕組みなので、理解して意図的に運用しようと思う人は少ないかもしれませんが、Google広告は品質スコアを高めることで入札単価を引き下げることができる仕組みを持ちます。
品質スコアはいくつかの要素で決められるのですが、広告のクリック率もその中の一つとして重要な意味を持ちます。
クリックされると料金が発生するので、「できるだけクリックされたくない」と思っている方もいますが、それは間違っています。
高いクリック率を保つことで評価が上がり、表示回数を稼ぐことでその信頼性が上がります。両方の条件を満たすことで品質スコアの向上に繋がるので、結果として広告費も安くなります。