お店が利用する広告は、Google広告やFacebook広告などリスティング広告や掲載型広告くらいしか使う機会がないかもしれませんが、広告の仕組みや配信方法の種類など、インターネット集客の全体像を知っておいて損はないかと思います。
ネット広告を展開するにあたって
広告の目的を大きく2つに分類すると、売上アップか、お店のPR(認知度を上げる)に分かれます。
売上アップを目的とする場合、電話をかけやすくしたり、ホームページのフォームから予約を受け付けられるようにするなど、来店までの動線を作り込み、効果検証を行いながらPDCAサイクルを繰り返すための分析体制の構築も必要となります。
「集客元→バナーのマッチング(ページへの誘導)→ページの完成度(購入意欲の増加)→システム面(予約やお問い合わせのし易さ)→成果」と言った流れをバッリチ完成させなければ、広告費をかける価値はありません。
インターネット広告の仕組み
インターネットで広告を掲載する方法はいろいろあります。
課金方法で分類すると、一定の期間で掲載をお約束する期間保証広告、クリック単位で料金が発生する広告、購入やお問い合わせなどの成果が発生した時点で料金が発生するアフィリエイト広告などが主流となります。
期間保証
1週間〜1ヶ月程度の期間に対して支払いが発生する広告です。ほとんどの場合は純広告で、掲載先のサイトを見ている人全員に宣伝をする広告となるので、地域に密着したお店ではあまり縁のない広告です。
クリック保証
1クリックごとに料金が発生する広告です。リスティング広告で採用されている仕組みで、小規模な予算でも運用することができるので、あまり費用をかけたくないお店の集客ではよく使われます。
インプレッション保証
バナー広告など表示回数ごとに料金が発生する広告です。バナーを見てもらうことでPRを行うような場合に使われるもので、こちらもお店の集客ではあまり縁のない広告です。
配信数保証
プレスリリースやメルマガなど、配信数ごとに料金が発生する広告です。掲載型の媒体を利用しているユーザーの中から来店の見込みがある地域に絞ってメール配信を行うなど、場合によっては利用する機会があるかもしれません。
アフィリエイト
注文やお問い合わせに繋がった時点で料金が発生する成果報酬型広告です。来店を目的とした広告の場合は利用することはありませんが、通販を行う場合は強力な集客ツールになります。
広告の配信方法
掲載する媒体のタイプも様々で、一括して掲載先を取りまとめるシステムや、配置方法による違い、目的による違いなど、複雑に分類することができます。
費用感としてはリスティング広告であれば数千円から始めることはできますが、純広告となると、媒体によっては月30〜100万くらいの規模が目安となります。
リスティング広告(検索連動広告)
GoogleやYahoo!などが提供する、検索結果に表示される広告です。
指定のキーワードでの検索結果に広告が表示され、クリックごとに課金されるので、費用対効果を図りやすく、実店舗の広告に向いてます。
ディスプレイ広告(アドネットワーク)
広告主と配信主を仲介し、一カ所で配信を管理し大量のサイトに広告が出せる仕組みです。
主にPRを目的としている場合に利用し、アドネットワークの掲載枠を持つ、様々なサイトの中からセグメントを絞り、イメージ画像でユーザーに情報を伝えることができます。
アフィリエイトASP
成果報酬で、提携するブロガーやWebメディアへの掲載を斡旋するサービスです。
主に通販や予約・お問い合わせなど成果を計測できる仕組みを持つサービスで利用しやすい広告の配信方法です。
掲載型広告
サイト内にページを作成し掲載する広告です。「エキテン」や「ぐるなび」など実店舗向けのWebサービスも多くあります。
楽天やYahoo!ショッピングのような出店型のECモールも、捉え方によっては掲載型の広告として考えられます。
メール広告
掲載型広告のサービスの一部として、利用者向けに配信するものや、会員向けにメルマガ配信のみを行ってるサービスがあります。
記事広告
ニュースやコラムなど記事を作成してもらい人を集める広告です。
記事を読んでもらうことにより、製品やサービスに対する理解を深めてもらってからサイトに誘導することができる反面、直接サイトに誘導できるクリック数が減るため、広告効果の測り方に注意が必要です。
プレスリリース
新製品情報などBtoB向けの情報発信を行うことができます。
中小企業など法人が利用することが多く実店舗には向いていませんが、企業向けに知ってもらう必要がある場合は検討しても良いかもしれません。
純広告
媒体と直接取引きを行ない、バナー広告を入稿し掲載してもらう広告です。
広告費が高額になるので実店舗では利用することはほとんどありません。
もっと具体的な集客方法を知りたい!
インターネットは大げさに言えば世界中に情報発信することができるツールですが、地域に絞った広告戦略となると話は変わってきます。
実店舗の広告予算は少ないので、大手代理店では手数料が割高になったり、新人の担当者がつくなどして、しっかり運用してもらえなかったり、広告予算を消化することが最優先になって成果に繋がらないといった話もよく聞きます。
自分でホームページを作れるサービスもあったり、Google広告やFacebook広告など自身で管理できる運用型広告も増えて、ウェブ集客に取り組みやすくなったものの、仕組みを覚えたり管理運営するコストも膨大になりつつあります。
また、ウェブサイトも作りっぱなしで保守管理もできていないまま、スマホ対応や常時SSL化など近年必須になった技術に対応できていないケースもよく見かけます。
このような悩みを解決するため、いざというときに相談しやすく、「費用と手間と成果」のギャップを埋めるベストバランスを追求した、定額コンサルティングのプランをご用意しました。
ローカルビジネスにはローカルビジネスに合った広告戦略があります。
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