Google広告 市町村単位での配信地域設定の考え方

Google広告はユーザーの位置情報などを利用して配信地域を絞ることができるのがメリットですが、配信設定と実際に配信される状況には少し違いがあります。商圏が都道府県単位ならば、それほど気にすることはありませんが、市町村くらいの範囲で狙う場合は、工夫が必要になります。

例えば、店舗のある市内からお客様を獲得したい場合、通常ならば「同一市内のみ」もしくは「店舗からの半径」で配信設定を行なっているかと思います。
その様な場合は、ターゲットのユーザーに広告が配信できてない可能性もあるので注意が必要です。

問題の一つは、「ユーザーの位置情報が正確ではない」ということろで、Google検索にGPSの位置情報の利用を許可しているかどうかや、同一市内に居ても携帯回線と固定回線でIPアドレスから判別される地域が違ったりすることがあります。
具体的な例で言うと、IPアドレスで判別される地域が他府県になっていたり、職場から自宅へ移動を行なった際に、職場の地域情報のまま検索しているようなことがあります。
指定した範囲外と判定されると広告の表示が行われないので、ターゲットのユーザーを取りこぼすことになります。

ユーザーの行動を考えると、常に自宅で近所のお店を探しているわけではなく、職場など外出先や、電車での移動中に探していることもあります。
なので、地域設定の範囲が市内など狭い範囲に限られていると取りこぼす可能性が出てきます。

では最適な地域設定を行う場合はどうすれば良いかと言うと、「都道府県」と「市町村」の両方を設定し、近隣のエリアのみ入札単価を引き上げるか、都道府県の広範囲と市町村の近隣エリアでキャンペーンをわけ、広範囲のエリアは地名のキーワードを含めて入稿するなど、戦略によってキャンペーンの組み方を変えることで、狙ったユーザーに広告を表示させることができます。

単純な設定ですが、使い方によってはいろんなアプローチができるので覚えておいて損はないかと思います。

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この記事を書いた人

石橋 敬太郎のアバター 石橋 敬太郎 AdRegion Inc. CEO

株式会社アドリージョン 代表取締役。私は「Web制作」「集客」「経営」の知識を、満遍なく持ったオールラウンダーです。デジタル・マーケティングの領域を中心に、スモールビジネスの宣伝に必要なすべてをワンストップでサポートするIT顧問サービスを提供しています。

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