Google広告の費用感 必要な予算や掲載にかかる料金

Google広告はクリック課金で予算に応じた広告掲載ができると言ってもどれくらいの費用がかかるのか気になる人も多いかと思います。Google広告を始めるにあたって知っておきたい費用感について解説します。

この記事で学ぶこと
  • 広告予算は自由に決められる
  • 基本的にクリックごとにお金がかかる
  • 最低予算は1日2,000円が目安
  • 支払い方法は先払いと後払いの2種類
  • 代理店手数料の考え方は人それぞれ

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目次

どれくらいの費用がかかるのか?

広告予算は自由に設定することができます。
ご自身で運用する場合は、Googleに支払う「発生したクリックに対する費用」だけで済みます。

広告代理店に依頼する場合は、利用する広告費に応じた諸経費が必要になります。

Google広告の課金の仕組み

Google広告は基本的にクリックごとに料金が発生する仕組みで、その料金はオークション形式で決められます。

オークションと言っても単純に高い値段をつけた広告主が有利になる仕組みではなく、入稿するキーワードと広告、ランディングページの関連性などの要素から計算されるスコアにより広告が掲載される順序が決まります。

クリック単価の相場は、掲載するジャンルによって違うので、一概にいくらとは言いにくいですが、オークション形式のため利益率が低い業界は競合も入札単価を下げるのでクリック単価は安く、1件の売上に対する利益が大きかったり、継続して費用が発生するサービスや、BtoB取引ではクリック単価が高くなる傾向にあります。

クリック単価制以外にも、様々なサイトにバナーを掲載できるディスプレイ広告の場合は「視認範囲のインプレッション単価」があったり、YouTubeに広告を出す場合は「広告視聴単価制」という仕組みもあります。

最低予算はどれくらい必要か

2022年3月現在、Google広告が推奨する1つのキャンペーンに対する1日の最低予算は2,000円です。
実際には2,000円以下の予算設定でも広告を配信することはできます

クリック単価の相場は業種や商材によっても幅があり、最低で3円から最高だと1万円近い料金が必要になることがあります。100クリックで1件のコンバージョンを目指すくらいの費用感を持っていると取り組みやすいです。

1日の予算はどれくらいが適切か

適切な予算設定は「下から攻めるか」「上から攻めるか」のような考え方があり、スモールスタートでスケールする方法と、あらかじめ一定の予算を用意して、成果につながるキーワードやターゲットを検証して配信を絞り込む方法があります。

広告の掲載を始めたばかりの時は、正しく表示されるかを確かめたり、1クリックをどれくらいの入札単価で取れるのかを探りながら進めることになるかと思います。入札単価や1日の予算を高く設定しすぎて、想定した以上に費用がかかってしまうこともあるので、最初は1日 500円〜1000円で予算の設定を行い、キーワードの選定や除外を行いながら管理画面の使い方に慣れ、1日の予算の上限に達することが多くなったら1日の予算を増やして行くような流れで、徐々に拡大して行く流れを組めると良いです。

また、クリック単価と予算のバランスも重要です。
クリック単価の相場が500円なのに1日の予算が2,000円だと、午前中に予算を消化してしまって広告掲載が抑制されることもあります。掲載が抑制される状態だと、訪問者が一度訪れたときに迷っていて、再び訪れようと検索したときには広告が出てこないなんてことにもなります。検討期間が長期にわたる商材の場合は、短期間の広告出稿だけでは効果が見えないこともあります。

総合的に見ると、中長期の計画を立て、一定の金額で運用を継続するのがベストです。

新規開設時はクーポンをチェック

Google広告のアカウントを新規開設する場合は、広告費がキャッシュバック*されるキャンペーンもあったりするので、Google広告を始める前に調べて活用するのが良いかと思います。
*2,500円のクレジットを消化すると7,500円分のクレジットを付与される等

費用対効果の検証に必要な予算は?

1人の新規顧客を獲得するのに必要な広告費が売上に見合っているか、リピートしたときに得られる最大の利益はどれくらいかなど、少額でも費用対効果を測り広告の規模を拡大して行く流れを作るために始めに少し多めの予算を用意しておくとうまく行きやすいです。

最初から完璧なキーワード設定と広告を作成し、バッチリ狙いを定めることができるなら掲載開始からすぐに結果を出すことができますが、およその金額で月に3〜10万円程度を考えておくと、どのような商材でも何かしらの結果が見えるはずです。

料金の支払い方法

掲載にかかる費用は、銀行振込等で先払いした広告費を消化する「手動支払い」と、クレジットカードで後払いする「自動支払い」の2つの仕組みがあります。
自動支払いの場合、毎月1日など決められた日か、一定の基準額に達すると請求が行われます。

「手動支払い」は残高がなくなると自動的に広告が停止されるため過払いの心配がなく、「自動支払い」は入金を忘れて広告が停止されることがないメリットがありますが、広告の停止を忘れてたりすると料金が発生するデメリットがあります。

広告アカウント開設後に「手動支払い」から「自動支払い」への変更は自由にできますが、「自動支払い」から「手動支払い」に変更するにはGoogleに依頼しなければならないので、支払い方法はアカウント開設時に理解した上で決めておくのが良いです。

支払い方法によって会計処理も変わる

もう一歩、深く掘り下げると、銀行振込などでの先払いと、クレジットカードでの後払いでは、会計処理も変わってきます。一般的には先払い方式だと経理処理が面倒になることが多いです。運用開始前には社内の経理担当者や顧問先の税理士にも相談した方が良いかもしれません。

広告代理店に任せる場合

広告代理店に運用代行を依頼する場合は、初期費用や月額費用、広告費に対する手数料(マージン)などの費用がかかります。代理店によっては最低契約期間を設けていたり、契約に最低出稿金額を定めている代理店もあります。

一言で「手数料」といっても、言葉の解釈の違いもあり、意味合いも変わってくることもあります。

手数料の捉え方
  • 代理出が広告費を立て替える際のマージン
  • 入稿作業やレポート作成の手数料
  • 人的リソースを確保するための費用
  • ノウハウを提供するコンサルティング料

それぞれの広告代理店がどのような考え方で価格設定をしているかは分かりません。いくらの相場が妥当かは広告主と代理店の双方で折り合いのつく金額なので、単純に金額だけで比較することはできません。

代理店手数料の相場

品目料金・費用
初期費用無料〜10万円程度
月額費用無料〜5万円程度
手数料10%〜30%

月額費用を取らずに手数料だけで行っている会社や、手数料は取らずに一律の月額で行ってる会社など、色々と料金プランがありますが、グロスでみると20%程度の費用が一般的な水準になります。
例えば、月額費用が無料で手数料が30%だと高いと感じるかもしれませんが、月額費用が1万円で手数料が10%だとしても、運用する広告費が3万円だと、前者は9,000円になり後者は13,000円になるので、30%の手数料の方が安くなることがあります。

代理店に支払う手数料は、ほぼ人件費となるため、あまりにも安すぎると金額に見合った作業しか行ってもらえません。
初期費用も月額費用も無料で10%の手数料だけの場合は、10万円の広告費で1万円しか手数料を支払わないので、3〜5時間くらいの作業を行ってもらえれば良い方くらいの感覚となります。あんまり無茶な価格設定をしているところだと運用を新人に任されたり、担当者がコロコロ変わる可能性があり、安定した運用を行えないこともあるかと思います。

利用する広告費の予算と実際にかかる手数料の合計を計算し、自社運用する場合の人件費と照らし合わせたり、外注するメリットも含めて検討できるとパーフェクトです!

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この記事を書いた人

石橋 敬太郎のアバター 石橋 敬太郎 AdRegion Inc. CEO

株式会社アドリージョン 代表取締役。私は「Web制作」「集客」「経営」の知識を、満遍なく持ったオールラウンダーです。デジタル・マーケティングの領域を中心に、スモールビジネスの宣伝に必要なすべてをワンストップでサポートするIT顧問サービスを提供しています。

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