一通りの入稿が終わるとやることがない!なんてことはなく、Google広告で掲載し続けるにはいくつかのやらなければならないことがあります。代理店にお任せしている場合でも下記のようなチェックが必要です。
入札単価の調整
毎日の調整で一番大事なのは入札単価の調整です。ご自身で希望した入札単価で入稿し、そのまま放置している方もいらっしゃいますが、競合も毎日のように入札単価を変えているので、固定したまま運用するのはあまりよくありません。
検索広告では、First Page Bidを下回っていると広告が表示されにくくになります。逆に高すぎる入札単価を設定している場合は、コストを抑えられる可能性もあります。
入札単価の調整はうまく設定すれば自動化することもできますが、慣れないうちは実績を確認しながら調整することをオススメします。
検索語句の確認
検索広告に部分一致で入稿している場合は、入稿したキーワードで意図した通りのキーワードにあたっているかを確認します。
検索語句をチェックして、表示回数やクリック数が多いキーワードは追加で設定するか、グループを分けて入稿を検討します。
品質スコアが付いているキーワードは、テキスト広告やランディングページを調整して改善できるかも検討します。
プレースメントの確認
ディスプレイネットワークのタブから「プレースメント」を開き、どこのサイトに広告が掲載されているかを確認します。
表示回数やクリックの実績を見て、予算の消化ペースに合わせて入札単価を調整を行います。
このレポートはリアルタイムに更新されるものではないので、入稿したばかりのキャンペーンは数日待ってから確認します。
「検索ネットワーク(ディスプレイネットワーク対応)」のキャンペーンを利用していると、意図しないサイトに掲載されがちになるので注意が必要です。
除外設定
Google広告のパフォーマンスを上げるには、除外設定が重要な鍵を握ります。この除外設定はGoogle広告の優れた点でもあります。
検索広告の場合は、キーワードの「検索語句」を調べて、明らかに関係ないキーワードを除外します。
ディスプレイ広告の場合は「プレースメント」で実際に表示されたサイトを調べて、意図から外れているサイトや、明らかに品質の低いサイトを除外します。
除外設定は共有ライプラリからアカウントやキャンペーン単位で除外リストを作り、適用することもできます。
予算の調整
入札単価の調整を行い、除外設定も行い、キャンペーンの予算消化ペースが安定している状況で、予算の上限に達することが多くなるならば、1日の予算を引き上げることを検討します。
検索ネットワークでは、予算による制限がかかったままだと、「入札単価シュミレーション」が使えなくなってしまいます。
「詳細分析」のタブで「インプレッションシェアの損失率」を確認するなどして、予算の調整を行いましょう。
変更履歴の確認
Google広告の管理画面から何かしらの変更を行うと「変更履歴」に残るので、過去に行った調整を確認することができます。
運用を代理店にお任せしていて、管理画面の閲覧権限をもらっている場合は、変更履歴を確認することも重要です。
代理店が代行しているアカウントをクライアントが確認したら「数ヶ月前から調整が行われていなかった」なんて話もよく聞きます。
状況の確認だけならアプリが便利
PCから管理画面を開くと遅いので億劫になりがちですが、スマートフォンのアプリなら外出先でもサクッと運用状況を確認することができます。
上記に挙げるような調整まではできませんが、キャンペーンの一時停止や、少し面倒ですが入札単価の調整も行えるので、緊急時には便利です。
私がご依頼いただいているクライアント様には、管理画面のアクセス権をお渡しするのと当時に、必ずアプリの利用をおすすめしています。
固定業務をこなすことより、戦略を練ることの方が重要なので、こまめに状況をチェックして、ご自身のスキルアップや代理店との関係向上に努めていただければと思います。