SEOではキーワード選びが重要な鍵を握ります。と言うと、キーワードを選んでから「どうやったらこのキーワードで上位が取れる?」という相談をする人がいますが、キーワードに合わせてコンテンツを作るのはなく、コンテンツに合わせてキーワードを選ぶのが成功への近道です。
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SEO対策キーワードとは
本来のSEO対策の意味とは少しズレますが「検索上位に表示させたい検索語句」のことをSEO対策キーワードと呼んでいます。検索語句は「クエリ」と呼ぶこともあります。
ユーザーが何かを調べたいと思って入力するキーワードは、単語一つの検索語句からスマートフォンの音声入力で検索する長文のフレーズまで幅広くあります。
一般的には、文字数の少ない検索語句は「単独キーワード」、複数の語句から構成されていてるものは「複合キーワード」、文章になっている検索語句は「検索フレーズ」と呼びます。
検索する人の多さから分類することもあり、検索ボリュームが多いものは「ビッグキーワード」、逆に検索する人が少ないキーワードは「スモールキーワード」「ロングテールキーワード」「ニッチキーワード」など様々な呼び方があります。
単独キーワードだからといって検索ボリュームが少なければビックキーワードとは言えないないし、検索ボリュームが多いからといってビジネスにマッチするとは限らないので、キーワードの良し悪しの判断は人によって食い違うことがあります。
ターゲットキーワードの選び方
製品やサービスを探す側の立場から見て、どのようなキーワードで検索してたどり着いて欲しいかを考えます。
そのキーワードが一般的な「総称」であるのかを確かめ、流入の見込みがありそうならば、そのキーワードを狙います。
キーワードをもとに売り方を考えるのではなく、製品やサービスを見つめ直し、伝えたいことを洗い出すことで、自然とキーワードが見つかる流れを組める方が、コンテンツ作りもスムーズに行えるので成功しやすいです。
キーワードの探し方
コンテンツを軸にキーワードを選定しようと思っても全く思いつかない!という場合はツールで見られるキーワードを参考に選定します。
一次情報を扱う店舗側の立場だと、「人気」「口コミ」「ランキング」など、どのようなメインキーワードにも共通する複合ワードでは、コンテンツが作りにくいことも多いです。
なので、ツールからメインキーワードを選ぶのは、あまりオススメできません。
サーチコンソールを見る
検索アナリティクスを確認し、現状で表示回数を稼げているキーワードをもとに、ページのコンテンツを強化していくことで、身の丈にあったキーワードを選定することができます。
ブログを利用している場合、記事を公開した当初は上位に表示されることが多く、一時的に多くのキーワードを拾うこともできるので、こまめにチェックしておくと良いです。
検索結果から拾う
サジェストや虫眼鏡検索(関連する検索キーワード)からもコンテンツのヒントを見つけることはできます。ブログの記事を書いているときに、もう少し追加の要素が欲しくなった時などは、狙っているキーワードでさっと検索してアイデアを膨らませるような流れならば、ツールを使わなくても大丈夫です。
ただし、初めに説明した通り、キーワードからコンテンツを作ろうと思うと、どうしても裾野が広がりにくくなってしまうので、あくまでも参考程度に利用するのをオススメします。
ツールを活用する
検索ボリュームの多さは気にせず、どのような複合キーワードがあるのかを調べたい時はサジェストを一括で取得できるツールを使うと便利です。
関連キーワード取得ツール
メインのキーワードのその次に入力する文字(A-Z、五十音すべて)から、サジェストされる検索候補を網羅してくれるツールです。
Google広告のキーワードプランナー
広告費をかけていないと、詳細なデータを見ることはできませんが、キーワードの検索ボリュームや競合の有無を調べることができます。
競合が多いと言うことは費用をかける価値のあるキーワードという意味でもあり、検索で上位を狙うのは難しいことも多いですが、上位が取れた時に売上に繋がる可能性は高いです。
検索流入の多いキーワードの探し方
せっかく上位を狙ったキーワードでも誰にも検索されていなければ意味がありません。検索ボリュームはツールを使って調べることもできますが、時期による検索ボリュームの増減や突発的な検索数の増加は把握することができません。
実態から身の丈を図るには、実店舗であればGoogleマイビジネスに登録してサーチコンソールから検索ボリュームの多いキーワードを洗い出したり、費用をかけられるならば、Google広告で出稿してみて、実際に流入に繋がったキーワードで、どうやって上位を狙うかを考えた方が効率が良いです。
コンテンツの作り方
「どのようなキーワードでたどり着いて欲しいか」と言ったものの、例えばカレーパンに使われている「小麦」「油」「カレー」に関するキーワードで上位を狙ってもカレーパンを売るのは難しいです。
「こだわりのカレーパン」がどのような「こだわり」を持って作られているかを、細かく解説することで厚みのあるコンテンツを作れば、「カレーパン」で上位を狙うことができます。
サービスを販売する場合でも同様に、パッケージを用意し、サービスの詳細を考えることでコンテンツに厚みを持たせることができます。
整体院であれば、「産後の骨盤整体コース」のようなプランを作り、産後に起こりがちな症状、スタイルアップやダイエットなど、関連する悩みを網羅することで、「産後 整体」などのキーワードで上位を狙うことができます。
こうした製品やサービスをグルーピングし、SEOを考えた構造に落とし込むことで、専門性が高まり、業態のキーワードでも上位を狙いやすくなります。
はじめは箇条書きでも構わないので、材料を全て洗い出し、棚と引き出し(ディレクトリとページ)に整理整頓していくことで、ユーザーにも優しく、検索にも強いコンテンツ作りが行えます。
概要を単調に説明するだけでなく、コンセプトやこだわり、お客様の声など、オリジナリティを出すことで、集客面だけでなく、コンバージョン率の向上にも繋がります。
「SEO頑張ってます!」と言う人にありがちな用語集のようなコンテンツは大規模サイトに負けてしまうし、見ていて面白いものではないので価値はありません。
1キーワードに絞ってページを作ることでページのテキストボリュームも少なくなりがちなので、検索上位を狙うことはできません。(よほど専門性が高いならば話は別ですが)
事業をお持ちの方は誇りを持って仕事をされているかと思いますが、「この職業だから語ることのできる専門性」と言う部分に着目してコンテンツを作るのが、検索で上位を狙う近道かと思います。
キーワードの設定方法
ターゲットとなるキーワードを決めても、どのようにページ上に反映させて、検索上位を狙ったらいいかはわからない人が多いかと思います。
HTMLタグの中では「タイトルタグ」「メタ ディスクリプション」「見出し」を中心に検索上位に上げたいキーワードを入れ、それぞれの文章中には不自然にならない形で「タイトルに沿ったディスクリプション」や「見出しに沿った本文」を構成することが重要です。
ブログ記事のような構成であればAタグのページ内リンクを使用した「目次」を作ることで、複数のページに分割しなくても1ページで多くの複合キーワードを狙うこともできます。
しかし、1ページのタイトルにたくさんのキーワードを含めたり、全ての見出しにターゲットのキーワードを含めることは効果がないので注意が必要です。
また、Aタグのリンクに含まれるキーワード(アンカーテキスト)も重要で、サイト内部のリンクや外部からのリンク時に狙っているキーワードを含める形でリンクを貼るのも効果的です。
外部リンクに関しては、自作自演でターゲットキーワードのみでのリンクを貼ると、ペナルティを食らうこともあるので極力避ける方が良いです。