公開したばかりのサイトはどこからもリンクが貼られていないので、Googleのクローラーが自然に巡回してくることもなく、いつまで待っても検索に表示されません。
さらにインデックスされたとしても、コンテンツやドメインの力が弱いと、いつまで待っても上位に表示されることはなく検索流入を獲得することはできません。
こうした状況を回避するために、被リンクの構築が必要となります。
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被リンクとは?
Googleがページの価値を評価する仕組みは、「他のサイトからどれくらいリンクされているか」で決められていました。
「決められていました」と過去形なのは、現在のアルゴリズムは複雑になり、単純なリンク数や質(ページランク)での評価だけではなくなったからです。
そうは言っても被リンクは検索順位に影響する重要な要素の一つであることには変わりありません。
有効な被リンク
効果的なリンク構築をするには、リンク元のページのHTMLソースを見て、Aタグに「rel=”nofollow”」が無いことを確認しなければなりません。
またリンク元のコンテンツとの関連性が高い方が効果があります。ブログの記事内からのリンクやサイドバー、フッターからのリンクなど掲載箇所によっても効果が違ってきます。
この時、屋号(サイト名)でのリンク数本を確保できれば初期に必要な被リンクは十分です。
自演リンクのペナルティに注意
過度な被リンク構築を自作自演で行うと、検索結果から消されてしまう可能性があります。例えば自作自演でリンクを貼るにしても、新しい無料ブログを数十個作り、一斉に自分のメインサイトにリンクを貼るとペナルティを受けます。
リンクを増やす期間や本数を上手に調整し、自演の被リンクで成果を上げる方法もありますが、リスクを背負ってまで自演リンクを行うよりはコンテンツを作り込み安全に上位表示を狙いたいものです。
サイト開設初期に必要な被リンク
では具体的にどのようにリンクを貼っていくかの説明です。
まず「site:コマンド」を利用して検索に表示されているかを確認します。このブログであれば「site:adregion.co.jp」で検索すると、インデックスされているか確認することができます。
次に屋号やサイト名で検索して1位に表示されているかを確認します。表示されていなかったり、元のキーワードとは違う別のキーワードに飛ばされている場合は、被リンク構築を検討する必要があります。
内部リンクの調整
まずはGoogleに正しく屋号を認識してもらう必要があります。サイト名でリンクできる部分のアンカーテキスト(リンク文言)を調整します。
ヘッダーロゴやコピーライト部分からトップページへサイト名(屋号)でリンクを貼り、アンカーテキストにロゴ画像を使用している場合はALT属性を設定しておくのが良いです。
外部リンクの構築
内部リンクを調整して数週間ほど様子を見て、効果がないようであれば自作自演の被リンクを貼ります。公開したばかりのサイトはかなりシビアに自演リンクを判定されるので注意が必要です。
SNSやWebサービスのプロフィールや、手持ちのブログのサイドバーなどからリンクを貼ってみます。友人のサイトからリンクしてもらったり、ブログで紹介してもらうのも有効です。実店舗であれば求人サイトや地域情報サイトなどからもリンクを獲得することができるはずです。
はじめに紹介したnofollowなど、細かいことは気にせずに「サイトの存在を知ってもらうのに必要なリンク」を数本程度でも用意できれば結果が出ます。数ヶ月様子を見て少しでも逆効果と感じた場合はリンクを外すなどし、程よいバランスを探るのが難しいところです。
被リンクを調べる方法
競合のリンク数などを調べてSEO対策を行うケースもありますが、現在のアルゴリズムは被リンクの効果が占める割合が減り、単純にリンク数で比較することもできないので、ツールを使ってまで調べる必要はありません。
自分のサイトがどこからリンクされているかを調べる方法はいくつかあるのですが、サーチコンソールで確認する程度で十分です。
サーチコンソールの「ステータス>リンク」のページで調べることができます。リンクを貼ってから2週間程度で有効なリンクが反映されます。
結果の確認
これらの被リンク構築はサイトを公開した日にまとめてやらなくてもいいので、屋号での検索結果を見ながら1〜2ヶ月かけてじっくり行なってください。
それでも意図した通りに検索に表示されない場合はお気軽にご相談ください。