Googleのアルゴリズムは日々進化しているので、SEO対策に関する情報を調べていても様々な情報に惑わされて、何から始めたらいいかわからなくなる人も多いかと思います。最低限必要な情報をまとめていますので、「SEO対策って何から始めたらいいかわからない!」という方は参考にしてみてください。
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SEOとは
「SEOはSearch Engine Optimizationの略で検索エンジン最適化の意味です」というくだりを読み飽きた人も多いかと思います。本来は検索エンジンの仕組みに合わせサイトを作ることでユーザーに情報を見つけやすくすることを目的とされてきましたが、Googleの方針やAIの進化に伴うアルゴリズムの進化から、ユーザーの体験を重要視するようになり、近年では「Search Experience Optimization」がSEOの正しい考え方と捉える人が増えてきています。
また、SEOは「検索順位を上げるための施策」と意味を捉え違えている方も多く、本来の検索流入の導線を最適化すること、すなわちGoogleが目指すユーザーエクスペリエンス(検索で適切な情報を見つけられる体験)を無視した結果、成果に繋がらない意味のない施策を行なっているケースに陥ることもあります。検索流入からの流入を成果に結びつけるには、マーケティングの知識も必要となり、Googleの評価につながりやすいサイト構造を作るだけでは結果は伴いません。
不透明なGoogleのアルゴリズムを読み解き、ユーザーに適切に情報を届けるために必要な知識を持つことで、SEOは大きな価値を生み出します。
まず初めに、Googleが公開している「検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド」に必ず目を通すことをおすすめします。
検索流入を増やす方法
ユーザーに適切な情報を届けることがSEOとは言え、検索上位を取らなければ情報を届けることはできません。支離滅裂に聞こえるかもしれませんが、コンテンツの充実に重きを置くことが最優先で、結果は後から付いてくるものです。
ただ闇雲にページを増やしても検索流入は増えないので、Googleのガイドラインやアルゴリズムに従った手法でコンテンツを充実させていく必要があります。それが「SEO対策」という訳です。
SEO対策には大きく分けて、内部対策と外部対策があり、サイトの構造やコンテンツをどうにかするか、被リンクを構築するかの2つの手法しかありません。細かいところでは小手先のテクニックもありますが、「ユーザー目線」を意識することからブレなければ、アルゴリズムの変動に右往左往することも少ないのが、近年のSEO対策の基本になっています。
入門書などの本は読むべきか?
人それぞれ勉強の仕方は違って、本を一冊読んで全体像を掴んだり、繰り返し読むことで覚えたいという人もいるかと思いますが、SEOは日々情報が変わる性質があったり、個々のサイトがおかれている状況によってやるべきことが大きく変わることもるので、個人的にはあまりおすすめはしません。
後述の内部施策と外部施策があることや、ディレクトリ構造やタイトルの重要性を把握しているならば、実体験をもとに学んでいくのが良いかと思います。
初心者の心得
ディレクトリ構造を練り完成形のサイトをイメージした上で、SEOの要となるテキストコンテンツを作り込むことが集客を成功させる近道です。
そのためにはどのようなキーワードから攻めるか、競合に勝てる見込みはあるのか、など下調べは必要になりますが、そうした見込みを立てるのが難しいのであれば、ブログ記事を書き続けるなど、手数の多さが鍵を握ります。
SEOの基礎 内部対策と外部対策
まずはSEO対策には2つの方向性があるということだけ理解しておかなくてはなりません。サイトのHTMLマークアップやコンテンツなどの構造を作り込む「内部対策」と、外部からのリンクを獲得することでサイトの評価を上げる「外部施策」の2種類があります。
被リンクは不要
SEO対策に取り組むと決めたら、最初は外部対策については完全に無視して構いません。外部リンクを得るためには、SNSで拡散してもらったり、それをきっかけにブロガーなどサイト運営者からリンクを貼ってもらえるような施策を練らなければなりません。他人を動かすことはとても難しく、一筋縄ではいかないので、一旦は無視して内部施策のSEO対策に取り組むことをおすすめします。
それでも少量の被リンクは用意しておきたいならば、下記の記事を参考に外部施策を検討してみてください。
競合調査はしない
検索順位は相対評価で決まるので、どれだけ頑張っても他社に負けていたら検索上位を取ることはできません。しかし、競合の状況を調べたところで、コンテンツを考える参考になるかもしれませんが、自身のサイトのコンテンツが充実することもないので、これも一旦は無視します。周りから影響を受けたコンテンツは独自性が低くなりがちだったり、コピペまではいかなくてもリライトに近い形だと、自分の言葉ではなくなり説得力が弱くなります。
とはいえ、競合に勝てる見込みがないのに闇雲にコンテンツを作るのも疲れるので、ドメインパワーを調べるなど、最低限の調査はしておいても良いかと思います。
ページ数を増やす
外部リンクのことは考えない!競合には見向きもせず、自分の力を出し切る!と決まれば、ページ数を増やすためにコンテンツを作り込む事に集中でき明日。ブログ記事であったり、ECサイトならば商品紹介のページなど、テキストを書くことがSEOの第一歩となります。サイト上に公開するしないに関わらず、検索で上位を取りたいキーワードに関する情報をできる限り多く書きまくります。
なるべく早く結果を出したいのであれば、公開しているページに追記や新規ページをバンバン追加しても構いません。情報を整理してまとめるのは次のステップで、それが本来の「SEO対策」となります。
具体的にやるべきSEO対策の施策
ある程度のページ数がたまれば、そこからSEO対策を真剣に考えることができます。簡単に説明するならば、ページごとにタイトルとディスクリプションを設定し、ディレクトリごとに整理してコンテンツをまとめ、Googleに正確にインデックスしてもらう、という流れがSEO対策の基本的な流れとなります。
タイトルとディスクリプション
検索するユーザーがサイトへアクセスするきっかけとなる、タイトルとディスクリプションはSEOでは一番重要な要素となります。キーワードの選定やユーザーがクリックしたくなる文章を考えるのは難しいですが、まずは意図的に設定を行い効果検証を行う土台を作ることが大事です。
ディレクトリの最適化
Googleのサイト評価は、1ページ単位で行われるだけでなく、ディレクトリやサイト全体のテーマも評価の一つとして扱います。ディレクトリやリンク構造で綺麗に整理整頓された情報は必然的に高い評価に繋がります。また、構造を練っておく事でコンテンツを考える上で目標が定めやすくなったり、サイトの保守管理もしやすくなるメリットもあります。
レンタルブログやWordPressなどのCMSを利用している場合は、ルールに沿った設定をする事で、基本的な構造を簡単に作ることができます。
URLの正規化
URLの初めについているサブドメイン「www」の有無や、CMSが吐き出すパラメーターにより、1つのページに複数のURLでアクセスできる場合は、正しいURLがどれなのかを示すための設定を行わなければなりません。
インデックスの最適化
タイトルやディスクリプションを設定し、適切なディレクトリに整理し、URLの正規化により各ページの正しいURLを示すことができたら、仕上げとして不要なページをGoogleのインデックスから除外する設定を行います。
SEO対策の効果測定
上記のような施策を行う前や行った後には正しい検索順位の測定や、実際に検索からの流入があるのかを調べなければ、PDCAサイクルを回すことはできません。
正しい検索順位を知る
まずは正しい検索順位の調べ方を覚えます。検索結果は使用しているブラウザによってユーザーごとに最適化されています。シークレットウィンドウなどプライベートモードを利用して、キャッシュやクッキーのない状態で検索したり、ツールを使用して正しい順位を計測します。
検索流入に繋がっているか
たとえ検索上位に表示されていてもクリックされていなければなんの意味もありません。各ページがどのような検索クエリで検索結果に表示されていて、どれくらいのクリックを獲得しているかを調べるにはサーチコンソールに登録しなければなりません。
有効な集客経路になっているか
検索にちゃんと表示されていて流入にも繋がっていたとしても、ユーザーが探している情報がページになければ、コンバージョンには繋がりません。どのようなキーワードで上位を狙い、どのような情報を提供するのかを考えることで結果として上位表示も狙えるので、キーワードの選定は重要です。